WordPressタグの使い方は？設定方法やメリット、管理のコツを詳しく解説

タグを上手に活用することで、SEO効果やユーザーの利便性が向上するよ。

この記事では、初心者にもわかりやすいタグの基本を押さえ、サイトを効率的に管理する方法を詳しくご紹介します。

WordPressのタグとは

タグの直訳の意味は「札・ふだ」の事だよ。

各記事のタグは、記事の内容をより詳細に説明するキーワードとして使われるよ。

例えば、「旅行」というカテゴリーの中に、「海外旅行」や「国内旅行」といったタグを設定できるんだよ。

タグは情報の意味づけや分類する文字列のことです。

タグの基本的な役割

ワードプレスのタグの役割の第一はユーザーの利便性に役立つことです。読者であるユーザーがワンクリックで記事内で目的のページにたどり着きやすくなるよ。

タグを設定すると一覧ページが作成されるので、それが特定のキーワードを検索できる「まとめページ」ができるよ。

一覧ページから知りたいキーワードを選べて検索もできる。タグ一覧ページを確認することで、ユーザーが内容を確認して理解ができるよ。

WordPressタグを使うメリットと注意点

WordPressタグを使うメリット

WordPressのタグを使うメリットは、主に以下の4つです。

1. コンテンツの詳細な分類: タグを使うことで、「料理」という大きなカテゴリーの記事を、「イタリアン」「和食」「中華」など、より細かく分類できます。
2. ユーザーのナビゲーション改善: 記事下に関連記事を表示する際にタグで関連付けされていれば、読者は自分の興味関心に沿ってサイト内を回遊しやすくなります。
3. SEOの強化: 検索エンジンはタグを分析して記事の内容を理解しようとします。適切なタグ付けは、検索エンジンでの評価向上に繋がる可能性があります。
4. コンテンツの整理: タグを一覧表示することで、サイト運営者にとっても、どのようなコンテンツが多いのか、どのような切り口で記事を書いているのかを把握しやすくなります。

WordPressタグを使う際の注意点

一方で、タグを使う際には以下の点に注意が必要です。

1. タグの過剰使用を避ける: あまりにも多くのタグを付けると、逆に読者や検索エンジンを混乱させてしまいます。
2. 関連性の高いタグを選ぶ: 記事の内容と関連性の低いタグは付けないようにしましょう。
3. 一貫性の維持: 似たような意味合いのタグを複数作ってしまうと、分類が曖昧になってしまいます。タグはサイト全体で統一して使用することが大切です。

タグとカテゴリーの違いと使い分け

タグとカテゴリーの違い

タグとカテゴリーはどちらも記事を分類するためのものですが、その役割は異なります。

• カテゴリー: サイト全体の構造を決めるもの。階層構造を持つことができ、「親カテゴリー」の下に「子カテゴリー」を配置できます。
• タグ: カテゴリーよりも自由度の高い分類方法。記事に複数のタグを付けることができ、階層構造はありません。

例えば、「旅行」というカテゴリーの下に「国内旅行」「海外旅行」という子カテゴリーを作り、さらに「国内旅行」の記事には「温泉」「グルメ」「歴史」といったタグを付けることができます。

タグとカテゴリーの正しい使い方

カテゴリーは記事のメインテーマを、タグは記事の内容を補足するイメージで使い分けましょう。

• カテゴリー: その記事がサイト全体の中でどこに位置づけられるのかを示すために使用します。
• タグ: 記事の内容をより具体的に表すために使用します。

WordPressタグの設定方法

前もって新規タグを作成する方法があります。前もって書くことで、記事を書いたときに、選択するだけになります。

ワードプレスのダッシュボード画面から設定します。

①投稿をクリックしてタグをクリックします。

②新規タグに名前とスラッグには、英語で記入します。

③「新規タグを追加」をクリックします。

投稿画面からのタグ設定方法

①投稿編集画面を開きます。

②右側にある「タグ」セクションを見つけます。

③タグを入力します。複数のタグを追加する場合はカンマで区切ります。

④「追加」ボタンをクリックします。

タグを使う際のポイント

タグの数の目安：つけすぎ注意

1つの記事につけるタグは、多くても3個程度を目安にしましょう。 あまりにも多くのタグをつけると、読者にとっても検索エンジンにとっても、記事のテーマがぼやけてしまう可能性があります。

SEO対策としてのタグの使い方

タグはSEOにも影響を与える可能性があります。

• 関連キーワードを含める: 検索されやすいキーワードをタグに含めることで、検索エンジンからのアクセス増加が期待できます。
• 長すぎないタグを選ぶ: 短く分かりやすいタグの方が、ユーザーにとっても検索エンジンにとっても理解しやすいためです。
• ユニークで具体的なタグを使用する: 他の記事と差別化を図り、検索エンジンに対しても記事のテーマを明確に伝えることができます。

WordPressタグが表示されない場合の対処法

タグ表示 エラーの原因と解決法

WordPressでタグが表示されない場合、以下の原因が考えられます。

テーマの設定: 使用しているテーマによっては、タグが表示されないように設定されている場合があります。テーマのカスタマイズ設定を確認しましょう。

プラグインとの競合: インストールしているプラグインの中に、タグの表示を妨げているものがある可能性があります。プラグインを一つずつ停止して原因を特定しましょう。

WordPressの設定ミス: WordPressの設定で、タグの表示に関する項目が誤って設定されている可能性があります。「設定」→「表示設定」を確認しましょう。

テーマやプラグインの影響を確認する方法

1. テーマをデフォルトテーマに変更してみる
2. プラグインを全て停止してみる
3. WordPressを最新バージョンにアップデートしてみる

いきなりテーマをデフォルトにもどしたり、プラグインを停止することは、ある程度読者の流入があるサイトにとってはリスキーなので、WordPressのアップデートからためしてみるとよいです。

また、プラグインがあわないかどうかは検索すると意外と情報があるのでまず検索して調べてみましょう。

WordPressタグとSEOの関係

タグがSEOに与える影響

タグは、適切に使用すればSEOに良い影響を与える可能性があります。 タグを効果的に活用することで、検索エンジンはウェブサイトの構造とコンテンツの関係性をより深く理解できるようになり、検索順位の向上に繋がる可能性があります。

タグのインデックス設定方法（noindex設定）

タグページが検索エンジンのインデックスに登録されると、重複コンテンツとみなされる可能性があります。 これを避けるためには、SEOプラグインなどを使い、タグページにnoindexタグを設定します。

WordPressタグ一覧ページの役割

タグ一覧ページの作成とカスタマイズ

タグ一覧ページは、特定のタグが付けられた記事を一覧表示するページです。 このページを作成することで、ユーザーは興味のあるタグをクリックして、関連する記事をまとめて閲覧できます。

タグ一覧ページの見せ方の工夫

タグ一覧ページの見せ方を工夫することで、ユーザーの利便性を高めることができます。

• グリッドレイアウト: 記事を一覧表示する際に、グリッドレイアウトを採用することで、視覚的に見やすく整理できます。
• サムネイル表示: 記事のアイキャッチ画像を表示することで、ユーザーの興味関心を引き付けやすくなります。
• タグクラウドの活用: サイトで使用頻度の高いタグを大きく表示するタグクラウドを設置することで、ユーザーがサイト全体の傾向を把握しやすくなります。

ワードプレスでハッシュタグを設定する方法

ハッシュタグの基本設定と使い方

WordPressでは標準機能としてハッシュタグは実装されていませんが、プラグインを利用することで簡単に設定できます。

ソーシャルメディア連携でのハッシュタグ活用

ハッシュタグを設定することで、SNSでの拡散を促す効果も期待できます。 記事をSNSでシェアする際に、記事内容に関連性の高いハッシュタグを含めることで、より多くのユーザーの目に触れる機会が増えます。

WordPressタグ管理プラグインの紹介

タグ管理に便利なプラグイン一覧

WordPressには、タグ管理を効率化するプラグインが多数存在します。

• Taxonomy Terms Order: タグの表示順を自由にカスタマイズできます。
• Simple Tags: タグの入力補助やサジェスト機能を提供します。
• Advanced Custom Fields: カスタムフィールドを利用して、タグの表示方法を自由にカスタマイズできます。

タグ管理プラグインの活用ポイント

タグ管理プラグインを導入することで、タグ付け作業の効率化、タグの整理、タグの表示方法のカスタマイズなどが容易になります。

ブログ記事のタイトル文字数について学びたい方はこの記事を参考にしてください。

まとめ WordPressタグを活用してサイトを最適化する

WordPressのタグは、コンテンツの分類、ユーザーエクスペリエンスの向上、SEO対策などに有効な機能です。 タグを適切に使用することで、ユーザーにとって価値のある、検索エンジンからも評価されるウェブサイト作りに役立ちます。

ただし、タグを自由奔放に思いつきのままつけまくってしまうと、タグばかりがふえてその分タグページが無数に増え、まとまりがつかなくなる可能性もあります。

タグの過剰な使用は控えて、意味のあるタグ設定と設計をこころがけましょう！