CTA(シーティーエー)とは?意味と役割について解説【初心者から知っておきたい基本のポイント】
『CTA』
これ、なんて読むんだ・・・?
あ、まるおくん。
CTA(シーティーエー)ね!
うん、たまに見たり聞いたりするよね。
マーケティングとか勉強してる人はわかるかもしれいけど、起業初心者さんだと、「なんのこと?」って疑問に思ってる人も多いかもしれないね!
・CTAってなにの略?
・どこで使うの?
・どんな役割があるの?
・それって売上にも関係するの?
CTA(シーティーエー)とは、Call To Action(コール トゥ アクション)の略で、その頭文字をとった言葉だよ。
あっ、すがわら編集長だ!
簡単にいうとユーザー、つまり読者に行動を促す(行動喚起)ことだよ。
たとえばSNSの投稿でも、最後に「〇〇ってコメントしてね」と入れるのもCTAなんだよ。ブログやWEBサイトの記事の場合は、読者が一通り記事を読んだページの下に、メルマガや講座の申し込みフォームやボタンをおくことだよ。
CTAで読者に行動を起こしてもらうためには、まず最後まで記事をよんでもらう必要があるよね。
だから記事が読者にとって役に立ち、喜ばれるもので、信用・信頼・納得してもらうことが大事なんだ。
・CTAの役割
・CTAを置くべき場所
・CTAを活用してコンバージョン率を上げるポイント
CTAの役割や設置場所を理解して、メルマガ登録やセミナー申し込みなどに活用していこう!
CTA(シーティーエー)とは読者に次の行動を促すこと
そのページを読んだ後に、
・どういったアクションを起こしてほしいのか?
・何をしてほしいのか?
を伝える「行動喚起」というもの。
Web上でユーザーに行動を起こさせるために設置したテキストや画像のこと。
ページ上で、「資料請求はこちら」や「問い合わせる」といったボタンが配置されていることがよくあるよね。ユーザーに行動を促すボタンもCTAの一種で、サイトで資料請求や問い合わせを獲得するには欠かせない要素だよ。
たとえを一覧にすると、
・購入
・お申し込み
・お問い合わせ
・特定ページへの誘導
・資料請求
・会員登録
・メルマガ登録
・定期購読登録
・コメント記入
といったものが、CTAから読者にしてほしいことだよ。
まずはコンテンツに満足してもらうことが大前提!
CTA(シーティーエー)で行動を起こしてもらうためには、そもそもブログ記事で、読者が納得や感動、驚きを感じてもらうことが必要なんだ。
なぜならば、最後まで読み進めてもらわないと、CTAにたどり着かないから!
せっかくSEO対策をして記事を上位表示させることができたとしても、最後まで読んでもらえなければ、CTAで行動して本来の目的を達成できなくなってしまうよね。
さらに、検索してきた読者がそのページで納得して行動を起こしたいのに、次の行動がわからない状態だと、記事を読んでおしまいになってしまうんだ。
これでは、ブログをうまく活かしきれていない状態となってしまうよ。
CTAがあって、メルマガ登録の動線や無料プレゼント、購入・お申し込みのページがあることで、読者も問題を解決する方法を得られるんだよ。
サイトからの成果を上げていくためには、無理なセールスではなく、適切な導線やCTAが重要なんだ。
CTA(シーティーエー)は通過点!大事なのはコンバージョン
CTAをうまく活用して読者に必要なものが配置されていれば、スムーズなコンバージョンへと繋がるよ。
ん?
コンバージョンってなんすか?
「コンバージョン」はWEBマーケティングの分野において、何かしらのアクションが成果に「転換」することだよ。
たとえば、「メルマガに登録してもらう」「商品に申し込んでもらう」「セミナーに申し込んでもらう」という成果が得られたときと設定できるね。
ここでサイトに訪れた人が100人いて、そのうちメルマガ登録(コンバージョン)が3人いたら、コンバージョン率は3%になるよ。
CTA(シーティーエー)を置くときの3つのポイント
CTAは、ページの内容やユーザーの導線にあわせて設置場所や数を決める必要があるよ。
どんなところを注意したらいいのか、一緒にポイントを見ていこう。
1)行動を詰め込みすぎない
行動してほしい内容は、「たくさん詰め込みすぎない」ようにしよう。
CTAとは、コンテンツを読んで、その内容に沿った延長線上にある「解決策」などの行動喚起を促すものだから、目標は1ページあたり1つがベストだよ。
いくらアクセスが多くても、適当に置いたCTAだとまったく読者は動いてくれない、つまりコンバージョンしないんだ。
・悩みを持った読者が、いったいどんなキーワードで検索しているのか?
・何を求めて、何を知りたがっているのか?
をよく調査した上で、CTAなどをうまく利用して、コンバージョンを促すことが自然な流れになるよ。
2)行動喚起を明確にする
記事内のコンテンツとは明確に異なるCTAであることを、見た目にもすぐわかるように、背景の色を変えるなど工夫して、目立つように記事下にキャッチコピーとともに配置するといいよ。
CTAを見ているということは、最後まで記事を読んだということ!
つまり、記事の内容を理解して、興味をもっているということだよね。
そのため、あいまいな行動喚起ではなく、しっかりと“申し込み”や“お問い合わせ”など、「次に何をしてほしいのか?」を明確にする必要があるんだ。
また、バナーやボタンをクリックさせるためのコピーにも気を使い、メリットよりもベネフィット、機能よりもどういった変化がもたらされるのか?を魅力的に伝えよう。
3)キャッチコピーをテストする
CTAまで見てくれた読者に対して、せっかくのチャンスを逃さないためにも、スムーズにクリックしたくなるような言い回しを考えよう。
1度作ったら終わりにせず、最適化させるためにいくつかのパターンで試してみることが大事だよ。
たとえば、単順に「購入」と記載するよりも、「まずはお試し」の方がハードルも低いし、興味を持っているユーザーがクリックする可能性が高まるよ。
CTA(シーティーエー)の注意点
CTAは、ページの内容やユーザーの導線に合わせて、設置場所や数を決めるといいよ。むやみに設置するのはやめよう。
CTA(シーティーエー)を置く場所も試してみよう
CTAは設置する場所を工夫することで、コンバージョン率の向上に繋げることができるよ。
ユーザーにCTAと認識してもらうためには、Webサイト内の効果的な箇所に設置する必要があるんだ。
CTAの配置にもいくつかパターンがあるんだ。
・Webページのヘッダー・フッター
・サイドバー
・コンテンツ(記事)の途中や直後
・LPのファーストビュー
・小ウィンドウやポップアップで表示
コントラストの強い色を使おう
また、もしあるならコーポレートカラーを使うことも有効だよ。
コーポレートカラーとは
わかりやすく言うと、シンボルカラーとも言えるよ。
ウェブサイトのデザインやロゴマークなど、その色で統一して継続的に使用していくことで、見る人の印象に深く刻み込まれるようになるんだ。
色が持つイメージや、色から与えたい印象をしっかりと考えて戦略的に色を決めることは、ブランドを構築する上でとても効果的だよ。
CTA(シーティーエー)の設置後も改善が必要
CTAはコンバージョンまでの道のりをガイドするよ。コンバージョンを得るためには、CTAを目立たせ、行動を起こしてもらう工夫が必要なんだ。
ユーザーはさまざまな目的でサイトを訪れるため、その目的に応じたCTAを設置することが大切だよ。
せっかくCTAを置いても、読者が興味あることや欲しいものと異なっていると、行動をおこしてくれることはないんだ。
CTAは一度設置すれば終わりではないよ。
実際にアクセスされたのか、効果があったのかは、確認しなければ分からないんだ。確認することで、「何がいけなかったのか」「何がうまくいったのか」など、成功と失敗のノウハウが溜まって、後々の大きな財産となるよ。
数を増やしすぎない
同一ページ内に、「ご購入はこちら」とか「お見積もりはこちら」など、目的の違うCTAをいくつも置いてしまうと、ユーザーはどんな行動をとればいいのか迷ってしまうよ。
また、CTAを設置しすぎることで、ユーザーにガツガツしている印象が伝わってしまい、マイナスイメージを与える可能性があるから、そこは注意しよう。
CTA(シーティーエー)をチェックしてコンバージョン率をUPするための8つのポイント
Webサイトへ訪問してきたユーザーを、最終アクションまで誘導するのがCTAボタンの役割なんだ。 つまりクロージングにあたる重要な部分。
じっくり検討してクリック、というより、ユーザーが反射的に「つい」「思わず」クリックしてしまうように設計してみよう!
思わずクリックしてしまうCTAボタンを作るためには、なんといっても「言葉」が最重要ポイント!
デザイン性も大事だけど、最終的には、ボタンに示された言葉をユーザーが読んで、ユーザーに「なるほど!」と感動してもらうとCV(コンバージョン)もよくなるよ。
1.ユーザーの心理状況を明確にする
ユーザーに興味を持ってもらうCTAボタンを作成するためには、ユーザーの心理状況を明確にすることが大事だよ。
・ユーザーはいま何を求めているのか
・Webサイトに入ってくるときのモチベーションはどうなっているか
など、ユーザーの心理状況をできる限り考えて、最適なCTAを設置しよう。
2. リンク先をイメージできる言葉を使う
CTAは、Webサイトに訪れたユーザーをコンバージョンに導くためのものだよ。ユーザーに「この行動を取ることで、自分にとってメリットのあるもの(商品や資料、情報など)が手に入る」と思ってもらえるかがとても重要なんだ。
まずはどのようなユーザーにコンバージョンして欲しいのかを設定し、そのユーザーに響くCTAは何かを考えよう。
また、コンテンツの中で答えや結論を明かさず、CTAで「続きはこちら」と誘導することで、読者の関心を惹きつけることができるよ。
3. CTA(シーティーエー)は適切な位置に配置する
人の視線は、基本的には左上から右下に向かって見ているケースが多いといわれているよ。
CTAは、読者の目につきやすい場所に設置することが重要で、視線の流れを考えて右下や中央など、ページの性質に合わせてに設置場所を工夫しよう。
スムーズにクリックできる場所に設置するといいんすね!
4. 視覚的に強調したデザインにする
CTAを設置したとしても、ユーザーに気づかれなければ意味がないんだ。
色やイラスト、写真などのデザインは、読者の視覚を通して直観的なイメージを与えることができるよ。
背景や周囲のデザインと配色を変えたり、目立たせる方法が効果的だよ。CTAも、デザインを強調したり変化を加えることで、コンバージョン率UPに繋げることができるんだ。
色
CTAに同じ形やテキストを使用しても、CTAボタンの色を変えるだけで印象が変わるんだ。
たとえば、カラーを緑色→赤色へ変更したところ、CTR(クリック率)が4%上昇したという事例もあるんだ。
つまり、ユーザーにCTAを認識してもらいやすくするための手段として、CTAの色を意識することはコンバージョンされる上でとても重要だといえるよ。
形
CTAの形にこだわることでも、ユーザーの印象や認識が変わるよ。
CTAでは、角の丸い長方形が使用されることが多いんだ。
と言われているからなんだ。
そのため、角が丸みを帯びていればボタンの中に視線が向いて、中に書かれているメッセージに効率よく注意を集めることが可能になるといわれているよ。
5. 起こして欲しい行動を明確にする
たとえば、「ここをクリック」ではなく、矢印を加えて「↓ここをクリックしてメルマガに登録」「続きはこちらをクリック▶︎」のように表記を変えるだけでも、ユーザーに起こして欲しい行動が明確になるよね。
うん!それよく見るっす。
ここをクリックしたらどうなるのかがわかるから、いつも、「親切だな~」って思いながらクリックしてたっす、ボク。
クリックした後どうなるのかが不明確だと、読者は不安になり行動に迷ってしまうんだ。行動をあと押しする意味でも、CTAの表現は明確にする必要があるよ。
6. 緊急性や希少性を感じさせる
たとえば、「期間限定」「数量限定」のような言葉を使ったり、ストレートに「今すぐ」といったキーワードを使ったりするといいよ。
人が、期間限定であるもの、数が少ないものなどに価値を感じる心理を、「希少性の原理」というんだ。けれども煽るだけでは不安を大きくしてしまうだけだから、「今すぐあなたに必要!」と実際に思ってもらえるような理由を示すことが大切だよ。
7. 読者の心理的ハードルを下げる
人は新しいものには警戒感を抱き、簡単には行動してくれないもの。
それは「損失回避の傾向」とも呼ばれるんだけど、人は「得をしたい」気持ちより「損をしたくない」気持ちの方が強い心理傾向からきているんだ。
特に、個人情報を入力する必要のあるものは難易度が上がるよ。
だから、ユーザーの心理的なハードルを下げることもCTAを高めるためには必要なんだ。
ユーザーの不安を減らすには、たとえば「会員登録不要!」とか「たった3STEPで完了」など、簡単にできるという言葉を付け足すことで、心理的ハードルを下げるような表記も効果的だよ。
せっかく興味を持ってもらって読み進めてもらったユーザーの、行動の熱量を下げてしまわないように、いかに手軽にできるのかを伝えて心理的なハードルを下げよう。
8.行動のステップは簡単にする
読者の行動ステップが多いほど、途中で離脱してしまうことがあるんだ。
たとえばメルマガ登録も、
①バナーをクリックする
②LP画面にとぶ
③名前フルネームとアドレスそのほか色々入力…
④確認画面
⑤登録完了!
というステップはよくあるけれど、ゴール(登録完了)までが長いから途中でやめてしまうことがあるんだ。
確かに。
途中でめんどくさくなっちゃうっす。
シンプルにその画面で完結できると、「簡単だから登録しておこう」と行動を起こしやすいんだ。ゴールまでのステップが多くなっていないかチェックしてみてね。
CTA(シーティーエー)がマーケティングにおいて重要な理由
CTAというと、Webサイトやランディングページに配置されている「セミナーを予約する」や「今すぐ購入」といったボタンが思い浮かぶよね。
クリック率を上げたり、商品やサービスのコンバージョン率を上げるために、「CTAボタンを取り入れる」ことはとても効果的なんだ。
CTA(シーティーエー)の種類
CTAには主に以下のような種類があって、それぞれに効果的な役割があるよ。
ボタンタイプ
ボタンタイプは、もっともクリック数を稼げるCTAと言われているんだ。
代表的なCTAの形式で、ボタンの形状をしていて、ボタンの中にラベリングがあるよ。
ユーザーがどこをクリックすればよいのか、認識しやすいというのがメリットなんだ。
バナー形式と比べると、サイズは小さいけど視認性が高いことで、細かい場所にも設置しやすいんだ。
わかる!
ボタンを見ると、つい押したくなっちゃうんすよね~。
ボタンの設置で行動しやすくするのも、心理的なハードルが下がることにつながるね。
バナータイプ
紹介したい商品やサービス画像、その紹介文、ボタンなどを組み合わせて作られているんだ。
バナー全体がCTAボタンになっているよ。バナー内に画像を入れて、その画像に関連するページに遷移させたい場合などに使われるよ。
テキストリンクタイプ
テキストそのものをリンクにする形式もあるんだ。
画像のようには目立たないけど、ブログの文中に設置することで、違和感なく自然な流れで誘導できるよ。ただし、他の文章に紛れてしまわないように工夫が必要だよ。
文字のサイズや色を変えるなどして、目立つ工夫をするといいね。
まとめ:CTA(シーティーエー)を工夫しコンバージョン( CV )率をアップさせよう!
CTAとはCall To Action(コール トゥ アクション)の略で、コンバージョンにつなげるための通過点。
まずはCTAの場所まで読んでもらうことが大前提!
そこから、反応のよいCTAは何かを研究していこう。
最終目的はコンバージョンすることだから、読者に「次に何をしたらいいか」「行動すると得するよ」ということを伝えられるCTAにしよう!
読者にとって負担が少なく、行動を起こしやすい流れとは?を意識して、そのためには「ユーザーファースト」で相手の目線になって考えながらCTAを活用していこうね。