【ストーリーマーケティング】ストーリーの書き方|メッセージをストレートに届けよう!
「ストーリーマーケティング」って何のこと?
自分のストーリーってどんな風にして作るんだろう…、って疑問に思っていませんか?
ストーリーマーケティングを使うと、伝えたいメッセージをストレートに届けられるようになります!
自分だけのストーリーも、ある「型」に沿って書いていけば簡単に作ることができるんです。
熱い想いを伝えて自分だけのファンを作っていきましょう。
「伝えたい想い」を物語で伝えるのがストーリーマーケティング!
ストーリーマーケティングとは、一言で言うと商品やサービスにある「伝えたい想い」を、物語としてお客さまに伝える方法のことです。
そして、その想いを受け取った人から、商品やサービスに興味をもってもらったり、購入してもらったりするために使う方法です。
商品やサービスに注目するというよりも「それを手に入れた自分」をイメージしやすくなり、興味や関心を寄せてもらいやすくなります。
例えば、なぜこの仕事をやってるの?という、元々の理由が伝えられるんだね。
熱いメッセージが伝わってきたら、興味がわいてくるっす!
ストーリーマーケティング3つのメリット
ストーリーを使うと何がいいのか?メリットを3つあげます。
1. 他とは違う特別なものになる
2. 共感してファンになってもらえる
3. 強い印象を残し、記憶に残る
1. 他とは違う特別なものになる
どんな商品にも、ひとつひとつ違ったストーリーがあるもの。そのストーリーからは、商品に込められた大切な価値観が伝えられる。
メッセージと商品を一緒に覚えてもらえたら、ほかにもたくさんある商品の中から区別された「たったひとつの特別な商品」として覚えてもらえるってことです。
”たったひとつ”ってかっこいいっすね!
2. 共感してファンになってもらえる
自分と同じようなストーリーを読んで「そうそう!」「わかる!わかる!」「そういうことってあるよね…」と思ったことはありませんか?
それは、登場人物に自分を重ね合わせて、一緒にそのストーリーを体験しているんです。
人は、同じ感情を味わうと、登場人物のことを、身近で距離が近くなったように感じて好きになってしまうのです。
つまり、ストーリーであなたの感情を体験した人は、あなたのファンになっちゃうってことです。
3. 強い印象を残し、記憶に残る!
まるおくん、たとえばこんな話を聞いたとしよう。
どうかな?
「佐々木さんには、写真家になりたいという子どもの頃からの夢がありました。いつか必ずその夢を叶えようと、写真への情熱を心の中でずっと大切にしてきました。
そして、やっと会社を辞めて独立したのですが、安定して仕事を見つけるのは難しく生活に困窮していきました。
貯金を切り崩しながらなんとか生活していましたが、ついに家賃が払えなくなって、友達の家に居候させてもらうことにしたのです。
後悔の念がよぎりましたが、なんと、そこに運命を変えるできごとが待っていました。
友達の家へ、たまたま遊びに来ていた雑誌の編集者が、彼の写真に興味を持ってくれたのです。
そして、仕事を依頼してくれるようになりました。
やがて佐々木さんの写真の才能が広く知られるようになり、子供のころからの夢を叶える始まりとなったのです。」
佐々木さんの子供のころからの夢、
それを叶えていく途中の苦労や出会いが
心に残ってる。良かったっすね!
このように、ストーリーで聞くと、心に印象づけられて記憶に残りやすくなります。
なぜかというと、流れの中でいろんな情報が整理されて伝わりやすくなるから。
つまり、メッセージをストーリーで伝えると、いつまでも人の心に残って、覚えてもらいやすくなるんです。
ストーリーを使うと
めちゃくちゃいいことがありそうっすね!
じゃあ、実際にストーリーを使っている例を見ていこう。
ストーリーを使っている動画
AmazonのCM
これはAmazonのCMだよ。すこし昔のものだけど、とっても話題になったものなんだって。
このワンコの気持ちがよくわかるなぁ。
赤ちゃんと仲良くできたらいいっすね…。
そうだね。
ずっと応援したい気持ちになるよね。
登場する犬に感情移入して、記憶に残りやすいですよね。
それに「同じ感情を味わうと、登場人物のことを、身近で距離が近くなったように感じる」。
感情が動いて記憶されると、「他とは違う存在」として心に残って、たくさんある商品の中でたったひとつの特別な存在になる、つまり、自分だけのストーリーを語ると、自分だけのファンができやすい!ってことなんです。
まるおくん、このCMは何を伝えるために
作られたと思う?
このサービスを使うと「ボタン一つで、あっという間に届く」
ってことっすかね…。
そう!
だけど、そんなことは一言も言ってないよね。
こんな風に、提供している商品やサービスを「こんなサービスなんです!」「こんなにいいんです!」と売り込まなくても、記憶に残して、伝えることができるんですね。
日本生命のCM
話の中に入り込んでしまうね…。
動画の中でくわしい説明をしなくても、その背景を、見ている人が想像によって理解してくれる。それは、ストーリーの中で情報が整理されて伝わりやすくなるから。
この様に、ストーリーを使うと商品に込められたメッセージを、細かい説明をしなくても、まるっとストレートに伝えることができるんです。
ストーリーには人を惹きつける力がある!
自分だけのたったひとつのストーリーを作ってメッセージを伝えることで、自分の提供する商品を知ってもらうことができます。
自分がなぜこの商品を提供したいと思ったのか、どんな夢を持ってこの仕事をしているのかを語ってみましょう。
では、ストーリーを作ってみよう!
ストーリーを作るには決まった「型」というのがあるよ。「型」はストーリーの流れともいえます。
その流れに沿って話を組み立てるだけで、簡単に自分のストーリーを作ることができるのです。
大まかには、「日常→変化→新しい日常」という流れです。
「こんな普通の日常」を過ごしていた自分が、何かのきっかけとなる「変化」に出会って、「こんな新しい日常」を過ごしている自分に変わったよ!という流れになります。
なぜこの流れがわかりやすいかというと、変化が伝わりやすいから。ビフォーアフターがわかる流れは伝わりやすくなります。
ここから2つの型を紹介します。
1.ヒーローズジャーニーのテンプレート
ヒーローズジャーニーを知っていますか?
ヒーローズジャーニーは「人を惹き込む物語を創る法則」のこと。
ずっと昔から伝わる神話や大ヒットする映画、小説は、このヒーローズジャーニーの書き方でできているんです。
ヒーローって、かっこいいっすね!
ヒーローズジャーニーは
「ヒーローをかっこよく描けちゃう法則」だね。
だから、みんな夢中になっちゃう!
ヒーローズジャーニーは、初めは「8つの法則」と言われていましたが、そのあと、さらに「12ステップ」に分けられるようになりました。
そのステップの中で、主人公が、いろんな困難を経験し、助けてくれる仲間と出会い、問題を解決していく!という成長が描かれます。
自分自身に重なる部分も多いから、どんな人でも感情が入りやすいですよね。
ここでは、12ステップをざっくり3つに分けてみました。
ありふれた生活を送っていた主人公が、あることをきっかけに冒険へと出かけていく様子が描かれる。
どんな環境で、どんな日常を過ごしていた?(1.日常世界)
ありふれた日常を過ごしていた主人公が、何か新しいことに挑戦しなければならないきっかけが起こる。(2.冒険への誘い)
でも本当にできるの?自分には無理なんじゃない…と未来への恐れを感じながらも、その出来事に関わっていく。(3.冒険の拒否)
これから新しい世界へ飛び込もうとしている自分へ、必要なアドバイスやヒントをくれる師匠と出会う。(4.師匠との出会い)
師匠と出会い、変化を受け入れながら、新しい世界への挑戦を進み始める。(5.戸口の通過)
冒険へ出発…。
これからの展開が気になるところっす。
新しく踏み出した世界で、むずかしい問題に向き合いながら成長していく姿が描かれる。自分を助けてくれる仲間や、問題をややこしくする、困った相手との出会いもある…。
新しい世界での挑戦の中、仲間やライバルに出会いながら、試練を乗り越えて成長していく。(6.試練、仲間、敵対者)
自分では乗り越えられないような、むずかしい場面に出会う。(7.最も危険な場所への接近)
むずかしい問題に向き合い、それを乗り越えようとがんばっている自分の姿。(8.最大の試練)
この上ない試練を乗り越えたあとに得られたものはなんだろう?(9.報酬)
主人公の試練と成長が描かれる、
物語に惹き込まれるところっすねぇ…。
このきっかけがなければ、
新しい世界へのつながりが生まれないよ。
大切な場面だね。
最大の試練を乗り越えた主人公が、もとの世界へ戻ってくる。成長や成果を手にした主人公の、今までとは違う、新しい日常が始まる。
問題を無事に解決して、もとの日常へ戻ってくる。(10.帰路)
もとの日常へ戻ってきたけど、もう、前の自分とは違う。最大の試練を乗り越えた、より成長した自分になっている。(11.再生)
新しく生まれ変わった自分として、また普通の日常生活へと戻っていく。(12.帰還)
成長して戻ってきた主人公がまぶしいっ!
今までの日常も変わって見えるから不思議っすね~。
2.集まる集客のヒーローズジャーニーで作ってみよう!
集まる集客では、出会った瞬間のプロフィール、フォローメール、成果発表などすべての場面でヒーローズジャーニーを使っているよ。
集まる集客での「ヒーローズジャーニー」を使ってストーリーを作ってみよう。
たとえばダイエットを例に考えてみましょう
「70キロあったワタシが、たった3つのことを毎日続けただけで55キロの美ボディになれた秘密」なんて言われたら「なんで?なんで?」と聞きたくなりませんか?
まずは、そんな相手の好奇心を”一瞬で”高めちゃうWHATを作ります。
「こんなことをしたら、こんな風になれたんだよ!」
「これを使ったら、こんなことができるようになったよ!」
ってみんなに伝えて、興味を持ってもらうんです。
上のオレンジの文字がWHATだね。
70キロが55キロ…⁉たった3つのことって…。
たしかに続きが気になるっす。
「実はワタシ、食べることが大好きなんだよね。いつも好きなだけ、おなかがいっぱいになるまで食べてたんだけど、ずっとジムに通って運動をしていたから全然太らなかったの。」
相手の好奇心、興味が高まったら、「はじめはわたしも~だったんです。なんでかっていうとね…」を書きます。
「ところが、急に仕事が忙しくなって、全然ジムへ行けなくなっちゃって…。それでも食べたいだけ食べてたら、どんどん体重が増えて70キロになっちゃったの。今までの服も着れなくなっちゃってほんとにどうしようって困ってるの…。」
そして、「~ということがあって~するのにいつも苦労していたんだよ。」と、どんな困りごとや悩みごとがあったかを書きます。
それは大変だ…。
いったいどうしたらいいんだ?
「そんな時、学生時代の先輩にばったり会ったの。学生のときよりもずっと太ったワタシを見て、先輩が体重を減らす3つのことを教えてくれたの。でも、そんなこと私にできるのかな…って迷ってる…。」
「そんな時、~をガラッと変えてくれるような~に出会ったんです。」
「~なんだと気づいたんです。」と、きっかけとなった出来事を書きましょう。
「迷っていたけど、できる範囲で少しでいいからやってみようと決心したの。それから、先輩が教えてくれた3つのことを朝、昼、夜と続けてみたら、これが思いのほかの効果があって、私の体重はどんどん減っていったのよ。自分でも信じられない!」
「~をどのようにしてやってみたら、できたよ!」ときっかけを活用したことを書きましょう。
おお~っ!それはすごい!
「先輩に教えてもらった3つのことを、今も毎日続けてるの。おかげで、どんなものも美味しく、おなかいっぱい食べることができてる。あの時、先輩の言うことを聞いてみてホントに良かった。」
「自分の困りごとが解決できた今、自分はこんなふうになったよ!」とやってみた後の変化を書いてみましょう。
また、おなかいっぱい食べられるようになって良かったっすねぇ~。それにしても「3つのこと」っていったい何なんだ?
話の流れが記憶に残ったよね。
そして、「食べても体重が減っていくたった3つのこと」が
頭の中に残って知りたいって思うよね。
これがストーリーなんだよ!
共感して、信頼してもらえるストーリーのポイント!
ぼくの書いたストーリーにも共感してもらいたいな。
どんなことを意識して書いたらいいんだ…?
伝えたいメッセージを決める!
まずは、ストーリーで何を伝えたいのか、メッセージを読んだ人にどう動いてもらいたいのかを決めましょう。
どこへ行きたいのか、自分のたどり着きたい場所が決まっていないと、ストーリーは始まらないですよね。このメッセージを読んだ人が、どんなメッセージを受け取ってどんな風に感じて、どんな風に動いてもらいたいのかを決めます。
誰に伝えたいストーリー?
このストーリーを誰に伝えたいのかを決めましょう。伝える相手が決まっていないと、メッセージが決まらなくてストーリーの軸がぶれてしまうからです。
「軸がぶれる」といろんな人に当てはまりすぎて、自分には関係ない話に感じてしまうのです。
「こんなことに困っている、こんな人に、この商品やサービスを使うと、困りごとがこんな風に解決するよ。」と伝えると、読む人が「自分のことを言ってる!」と感じてくれます。
うまくいかなくて苦しんだストーリーも大切
失敗した話や、なかなかうまくいかなくて苦しかった…なんて話を聞くと、人は、「みんな同じなんだな…。」って安心感を感じるといいます。
失敗した話なんてあまりしたくないけど、今の自分がいるのは「そんな大変なことを乗り越えられた」からですよね。
そんな素敵なストーリーは、きっと共感してもらえるはずです。
自分の未来を予測できるかな?
ストーリーの中の主人公に自分を重ね合わせて「今の困りごとを解決できた自分」を思い浮かべられるストーリーになっていますか?未来を予測してわくわくできる話にしていきましょう。
先に書いたステップに沿って、
このポイントに気をつけて書けば
自分だけのストーリーが出来上がるよ!
まとめ
ストーリーマーケティングは、商品やサービスにある「伝えたい想い」を物語としてお客さまに伝える方法です。
そして、ストーリーを使うといいことが3つあります。
1. 他とは違う特別なものになる
2. 共感してファンになってもらえる
3. 強い印象を残し、記憶に残る
たくさんの情報も整理して伝えることができるし、感情も自然に伝わる。
ストーリーも型に沿って、「ビフォーアフター」をわかりやすく作っていけば、簡単に自分だけのストーリーが出来上がります。
書くのが難しい!と感じた方はChatGPTプロンプトも使ってみてくださいね。
さっそくストーリーマーケティングを使って、お客様に自分の想いを伝えてみましょう!
お客様に想いが伝わる」集まる集客®︎のラブレター構造ライティング」を学びたい方はこちらから無料で基礎を学べます。ぜひ確認してみてくださいね。