ヒーローズジャーニーの魅力とは?人の心をつかむヒーローズジャーニーの書き方を解説
「ヒーローズジャーニー」ってなんだろう?と思ったあなたも、実は「ヒーローズジャーニー」を身近で見たり聞いたりしているものです。
専門用語になると急に難しく感じてしまうものですが、この記事では例を複数いれながら、ヒーローズジャーニーとは何なのか解説していきます。
ヒーローズジャーニーって何だろう?
ヒーローズジャーニーをビジネスで使うってどういうこと?
ヒーローズジャーニーを書いて、自分のビジネスの魅力を伝えたい!
この記事では
・なぜヒーローズジャーニーで書くといいのか?
・ヒーローズジャーニーを書くときに知っておくといいパターン
・心の動きとヒーローズジャーニー
について解説しています。
ヒーローズジャーニーを活用すると、未来のお客さまがあなたのビジネスに興味を持ってくれるようになります、早速みていきましょう!
ヒーローズジャーニーとは、昔から伝わる「神話のパターン」
ヒーローズジャーニーというのは「ずっと語り継がれてきた神話のパターン」を使って「人の心を魅了したり、納得させたりするために使う法則」のことです。
このストーリーのパターンは、長い時間をかけてたくさんの人々に語り継がれてきたものなので、私たちの心の奥底にある「共通の感情や考えを映し出している」と言われています。
心の中の共通の感情や考えって、
奥深いっすね…。
ヒーローズジャーニーは「全ての人が経験している物語」
ヒーローズジャーニーは
「主人公が未知の冒険に出て、あらゆる困難を乗り越えて、成長した新しい主人公として帰ってくる」という物語のパターンでできています。
この物語のパターンを私たちの生活に重ねて考えてみましょう。
本当に冒険へ出かけなくても、みんなが毎日、いろんなことにチャレンジしていつも成長してるっす!
「目標に向かってがんばっていたこと」
「大変なことをやりとげた!」ってことはみんなにあることだよね!
そう!私たちはみんな「ヒーローズジャーニーを作りながら生きてる」って言えるのです。
だから、ヒーローズジャーニーは、決して「特別な物語」ではなく、全ての人が人生で経験している物語といえます。
ヒーローズジャーニーの12ステップって?
ヒーローズジャーニーは、『12のステップ』で進んでいきます。
旅の12ステップ
『12のステップ』では、主人公がいろんな困難を経験をし、助けてくれる仲間と出会い、問題を解決していく!という主人公の成長が描かれていきます。
ステップ1 日常世界
ステップ2 冒険への誘い
ステップ3 冒険の拒否
ステップ4 賢者との出会い
ステップ5 戸口の通過
ステップ6 試練、仲間、敵
ステップ7 もっとも危険な場所への接近
ステップ8 最大の試練
ステップ9 報酬
ステップ10 帰路
ステップ11 復活
ステップ12 宝を持っての帰還
うーん、こう書かれると、わかるような、わからないような…
人気のある映画や漫画、小説は、みんなこのステップで描かれているらしいよ。下の動画もとってもわかりやすいから、12のステップを当てはめながら見てみよう。文字でみるより理解できるかもしれないよ!
よくわかったっす!
でも、12ステップにまとめるのはなかなか大変っすね…。
大丈夫だよ、まるおくん!
12ステップも大きく3つに分けて考えられるんだ。
そのパターンに当てはめてみてね。
3つのポイントを押さえてヒーローズジャーニーを作ろう!
12のステップを、ざっくり3つに分けて考えると作りやすいよ!
ありふれた生活を送っていた主人公が、あることをきっかけに冒険へと出かけていく様子が描かれる。
〇どんな環境で、どんな日常を過ごしていた?(1.日常世界)
〇ありふれた日常を過ごしていた主人公が、何か新しいことに挑戦しなければならないきっかけが起こる。(2.冒険への誘い)
〇でも本当にできるの?自分には無理なんじゃない…と未来への恐れを感じながらも、その出来事に関わっていく。(3.冒険の拒否)
〇これから新しい世界へ飛び込もうとしている自分へ、必要なアドバイスやヒントをくれる師匠と出会う。(4.師匠との出会い)
〇師匠と出会い、変化を受け入れながら、新しい世界への朝鮮を進み始める。
新しく踏み出した世界で、むずかしい問題に向き合いながら成長していく姿が描かれる。自分を助けてくれる仲間や、問題をややこしくする、困った相手との出会いもある…。
〇新しい世界での挑戦の中、仲間やライバルに出会いながら、試練を乗り越えて成長していく。(6.試練、仲間、敵対者)
〇自分では乗り越えられないような、むずかしい場面に出会う。(7.最も危険な場所への接近)
〇むずかしい問題に向き合い、それを乗り越えようとがんばっている自分の姿。(8.最大の試練)
〇この上ない試練を乗り越えたあとに得られたものはなんだろう?(9.報酬)
最大の試練を乗り越えた主人公が、もとの世界へ戻ってくる。成長や成果を手にした主人公の、今までとは違う、新しい日常が始まる。
〇問題を無事に解決して、もとの日常へ戻ってくる。(10.帰路)
〇もとの日常へ戻ってきたけど、もう前の自分とは違う。最大の試練を乗り越えた、より成長した自分になっている。
〇新しく生まれ変わった自分として、また普通の日常生活へと戻っていく。(12.帰還)
困難を乗りこえた主人公はかっこいいっすね!
私たちも、新しい自分に生まれ変わったような気分になるね。
ヒーローズジャーニーに共感してしまうのはなんで?
ヒーローズジャーニーの型を使うと、主人公の気持ちを理解しやすくなり、いっしょに体験しているようにドキドキしたり応援したりしてしまうんです。
さらに、自分も経験したことがあることであれば、その物語を一緒に経験しているかのように深く共感できて、物語に入り込みやすくなるのです。
ヒーローズジャーニーを人の心の動きから考えてみよう
感情と共感の関係は?
「感情」というのは、人が何かを感じること。たとえば、「うれしい」「怒っている」「悲しい」「ガッカリした」など。
そして「共感」というのは、他の人の感情が伝わってきて、自分も同じように感じることをいいます。たとえば、友達が悲しんでいるときに自分も同じように悲しい気持ちになるときは、友達の感情に共感しているといえます。
こんな風に、感情と共感というのはとっても関係が深いんだ。
映画や小説、漫画を読んでいても、感情が伝わってくると共感してしまいますよね。
人の心に響いてくるストーリーとは?
ヒーローってどんな存在でしょうか?
もし、世界一の絶対に誰にも負けない力と知恵を持っているヒーローがいたら?
どんなに強い悪役が出てきても、毎回なんの問題もなくさっさとやっつけてしまうヒーローのお話だったら?
う~ん。強いヒーローはかっこいいけど、
あんまりおもしろくないっすね…。
完璧で最強のヒーローの話は、気持ちがいいかもしれないけど、それほど心が動かされない。なぜかというと、みんな困難を乗り越えて目標に到達する勇気に感情が動かされているから。
だから、なにか困っている問題に向かってがんばりながら、アドバイスをもらったり、誰かに助けられながら、なんとか問題を乗りこえた!という方が、感情が動かされて共感するのです。
うまくいかないできごとは、あまり言いたくないって思っちゃうけど、実は共感してもらえたり、親しみを感じる場面だったりするよ。
ビジネスでヒーローズジャーニーを使おう!
共感してもらいやすい伝え方のできる『ヒーローズジャーニーの法則』をビジネスで使ってみましょう。
個人起業家がヒーローズジャーニーを使うとしたら?
個人起業家がヒーローズジャーニーを使うと、いろんないいことがあります。
ストーリーで、商品やサービスの魅力を伝えることができる!
ストーリーで自分のことを知ってもらえるので、信頼されて、ファンができやすい!
ヒーローズジャーニーを作るときは、お客さま(ペルソナ)を主人公として話を作ってみよう。そして、あなたの商品が、未来のお客さまにとってどんな素敵な未来を現実にするのかを伝えましょう。
他にも、プロフィール、フォローメール、成果発表などいろんな場面でも、ヒーローズジャーニーを使うことができます。
ヒーローズジャーニーを使っている例
ライザップのCMを見たことがありますか?
ライザップのCMはとっても上手にヒーローズジャーニーを使っているんです。
主人公が、自分自身に向き合って、自分自身を変えるためにトレーニングプログラムに参加することを決めて、新しい自分や新しい理想的な未来を手に入れている様子を見せてくれています。
みんなついつい、共感したり、私もがんばろう、って思いますよね。
以下の記事ではヒーローズジャーニーを活用した「ストーリー」をマーケティングに活かす方法を解説しています。こちらもCMを例にあげて紹介していますので一緒に読んでヒーローズジャーニーの理解を深めてみてくださいね。
まとめ:ヒーローズジャーニーを集客に活かしてみよう
この記事では「ヒーローズジャーニーの魅力」についてヒーローズジャーニーとは何か?かんたんに解説してきました。
ヒーローズジャーニーというのはずっと昔から伝わってきたパターンを使って、人の心を魅了させる法則のこと。12ステップを大きく3つに分けて考えると、わかりやすくなります!
できごとに上手く感情をのせて伝えると、共感してくれて、他とは違った存在と意識してくれるかもしれないね。親しみを感じたり、信頼を寄せてくれて熱いファンができるかも⁉
ぜひヒーローズジャーニーを使ってみてくださいね。
もし物語を書くのがむずかしいと思ったらChatGPTを使って書くと簡単にかけます、悩む前にプロンプトをつかってみてくださいね!