ChatGPT プロンプトとは⁉ 今すぐ活用できる作成のコツからテンプレートも紹介!
⚫この回答は聞いたことと違うんだけど・・・
⚫プロンプト作るのってむずかしい・・・
⚫ChatGPTから思ったような応えが返ってこない・・・
⚫ChatGPTって自分のビジネスにどう活かせばいいの?
⚫個人起業家がChatGPTのプロンプトを正しく作成できるようになるメリットと作成のコツがわかる
具体的には、
- 時間の節約ができる
- ブログ記事・SNS投稿・メルマガなど、さまざまな種類のコンテンツを生成できる
- アイデアのヒントが見つかる
- お客さまサポートやメールの自動化、ビジネスコミュニケーションの強化ができる
ChatGPTのプロンプトって、むずかしい~(^_^;)
期待する応えに全然ならないんだもん…。
それはプロンプトの理解がたりないからよ、きっと!
ちょっと知ってみるだけで、プロンプトの質はグッと上がるわよ。
そうするとChatGPTの回答もぜんぜん違うものになってくるから、ちょっと勉強してみたらどうかしら?
わ~~❤(ӦvӦ。)キレイなひと~。
うん!ボク一緒に勉強したいっす!
\ 個人起業家のお悩み専用/
ChatGPTの『プロンプト』とは?
ChatGPTのプロンプトとは、ChatGPTに何を求めているのかを明確に伝えるための指示文で、ChatGPTに対する命令や質問という意味で使われています。
簡単にいうと、ChatGPTに送るチャット欄に入力する文章のことをプロンプトと呼ぶよ。
ユーザーと対話を行うChatGPTは、どのようなプロンプトを与えるかによって、生成される回答が大きく変わってくるんだ。
つまり、送信するプロンプトが、回答の精度を高めるためにとても重要な役割を果たしているんだ。
ChatGPTが得意なこと
要約:長い文章を短くまとめることができる
翻訳:ある言語で書かれた文章を、別の言語に変換することができる
意訳:小学生向けに、難解な文章をよりわかりやすい言い方で解説する
キーワード抽出:文章からキーワードを抽出する
非構造化データの解析:長い文章の中から表を作成する
分類:提示された例に従って、アイテムを分類する
ツイート分類:ツイートから感情分析を行う
プログラミング全般の支援
《文章の作成とアイデア出し》
比喩の作成:あるもの事を、別のもの事にたとえて表現する
スプレッドシート作成:様々な種類のデータのスプレッドシートを作成する
広告テキストの作成:製品の説明文から広告の文言を作成する
商品名の作成:単語の例から商品名のアイデアまで、様々な提案をする
リスト作成:特定のジャンルなどを選定して、書籍リストを作成する
レシピ作成:材料のリストからレシピを作成する
ストーリー作成:トピックから2〜3文の短いストーリーを作成する
アウトライン作成:あるトピックのエッセイについてなど概要を生成する
特定人物になりきる:「あなたはプロのマーケターです」など
すごーい!いろんなことができるっすね!
コレが使えるようになったら・・・(*˘︶˘*)って想像するだけでワクワクするっす!
でもさ、そんなChatGPTでも苦手なことってないんすか?
いいところに気がついたわね、まるおくん。
一見、万能に見えるChatGPTでも「強み」もあれば「弱み」もあるのよ。
⚫自然なやり取りができる
⚫知識量が豊富にある
⚫さまざまな業務の時間短縮に使える
⚫正確性に欠ける場合がある
⚫情報の鮮度が低い
⚫質問力が問われる(プロンプトに左右される)
実際にChatGPTを使用した方なら、その自然なやりとりに始めは驚きを感じたのではないかしら。
会話をする感覚で情報を得られ、検索エンジンとは違った体験ができるのはChatGPTの大きな強みといえるのよ。
また、ChatGPTはWeb上の膨大なデータを学習しているから、知識量は豊富なの。だけど、2021年9月までのデータを使用しているから情報の鮮度は低く、正確ではない回答が出るケースもあるのが本当のところ。
現在、GPT-4の学習データは2023年4月まで、
GPT4-o(オムニ)の学習データは2023年10月までと公表されているけれど、ブラウジング機能を活用すれば、さらに最新の情報にもアクセスできるよ。
※2024年8月11日追記
ChatGPTはその強みを活かすことで、さまざまな業務に活用できるけど、正しく意味のある回答を得るためには「プロンプト」と呼ばれる命令文を工夫する必要があるのよ。
ChatGPTの回答がまと外れになるのはプロンプトが原因?
ChatGPTのベースになっているのは「Transformer」という大規模言語モデル(LLM)なの。
だから、ChatGPTの回答が求めていないものになるのは、この大規模言語モデルの仕組みを理解していないプロンプトが要因となっている場合がほとんどなのよ。
ChatGPTはTransformerによってウェブ上の何十億ものテキストを学習して、「ある文章が書かれたとき、次にはどのような文章が書かれるのか」という確率を予測しているの。
とはいっても、あまりむずかしく説明されたら眠くなってしまうわよね。
できるかぎりわかりやすく伝えるから、まるおくんもしっかりついてきてね!
この大規模言語モデルの仕組みによって、ユーザーが入力した内容から文脈や意図を予想し、入力内容に対する回答や説明を作成できるのよ。
つまり、
・このような入力内容だからこういう意味だろう
・こういう文章だからこういう回答を求めているのだろう
と、確率論的に予測する仕組みになっているの。
ChatGPTは、ユーザーからの質問や指示(プロンプト)をもとに回答を生成しているのよ。
だから、プロンプトがハッキリしていないと、ChatGPTは何を答えればいいのか混乱してしまうことがあるの。
それは、おともだちに何かを頼むとき、何をしてほしいのかちゃんと伝えないと、おともだちも何をすればいいのかわからないのと同じよ。
だから具体的で明確なプロンプトを使うと、ChatGPTの回答もより正確になるの。
ユーザーが入力する文章、つまりプロンプトが曖昧だと、ユーザーの意図をうまく汲み取れません。結果として求めていた回答と違うものが返ってくるケースが発生するのです。
注意!
ChatGPTが回答する情報は、必ずしも正しいとは限りません。
とくに回答結果に数値データ、具体的な組織名などが含まれる場合は、内容の真偽性を人間の目で必ず確認・調査することが必要です。
プロンプトの役割と、個人起業家に役立つプロンプト3つの種類
「プロンプト」は、AIに特定のタスクを実行させるための指示や質問を伝える役割を果たしているんだったね。
質問型プロンプト
質問型プロンプトは、AIに対して質問を投げかけることで、AIがその質問に対する回答を生成するのよ。
例:
・日本で一番人口が多い都道府県はどこですか?
・私のビジネスのユニークな魅力を引き出すために、どんなアプローチが効果的ですか?
・現在のマーケティング戦略で、効果を最大化するための改善点を教えてください。
・お客さまからのフィードバックを活用して、サービスをどのように向上させられますか?
・新しい市場に進出する際に考慮すべきポイントは何ですか?
・競合との差別化を図るために、どのようなアイデアがありますか?
・私のビジネスにとって理想的なお客さまを見つけるための方法を教えてください。
・今のサービスや商品に新しい価値を追加するためのアイデアを教えてください。
・次の1年でビジネスの目標を達成するために、どんな計画を立てればよいですか?
・チームの強みを最大限に活かすための戦略を提案してください。
・ビジネスを成長させるために、今もっとも必要なリソースは何ですか?
指示型プロンプト
指示型プロンプトは、AIに具体的なプロジェクトの指示内容を提示することで、実行まで行ってくれるものよ。
例:
・〇〇というテーマでメルマガの記事を書きます。記事の構成(目次)を作ってください
・私のビジネスのユニークな魅力を強調する方法を提案してください。
・現在のマーケティング戦略を分析し、改善点を見つけてください。
・お客さまのフィードバックをもとに、サービス改善の具体的なアイデアを出してください。
・新しい市場への進出を計画するためのステップを示してください。
・競合と差別化を図るための独自のアイデアを考えてください。
・私のビジネスにとって理想的なお客さまのペルソナを作成してください。
・今のサービスや商品に新しい価値を追加するための方法を考えてください。
・次の1年で達成すべきビジネスの目標とその計画を立ててください。
・チームの強みを活かすための戦略を提案してください。
・ビジネスを成長させるために必要なリソースを特定してください。
話題提供型プロンプト
話題提供型プロンプトとは、AIに特定の話題に関する意見を生成してもらうものよ。
ユーザーがAIに対して特定のトピックについての情報や意見を求めることで、AIはそのトピックに関する内容を生成するの。
例:
・〇〇のテーマでセミナーを実施するメリット、デメリットを300 文字以内で説明してください
・私のビジネスで一番大切にすべき価値観について、アドバイスをください。
・最近のビジネスの成功体験を分析して、成功要因を教えてください。
・お客さまのニーズを効果的に把握する方法を提案してください。
・現在直面している最大の課題への対策を一緒に考えてください。
・理想的なお客さまとの関係を築くための具体的なステップを教えてください。
・最近学んだことをビジネスにどう活かせるかアドバイスをお願いします。
・新しいビジネスアイデアの実現可能性について一緒に考えてください。
・業界のトレンドがビジネスにどう影響するかを分析してください。
・働く環境を改善するためのアイデアを提案してください。
・将来の目標を達成するための具体的なアクションプランを教えてください。
ChatGPTで効果的なプロンプトを作成するコツ
ChatGPTは質問に対して無難で標準的な回答をする傾向があるの。
自分が求めている回答を引き出すには、プロンプトを工夫して的確な指示を出すのがポイントよ。
それにはいくつかのコツがあるの!
プロンプトの書き方によってChatGPTの回答の精度は大きく変わるから、ここでは、ChatGPTの回答をより良くするためのコツやテクニックを紹介するわね!
1.具体的に指示する
プロンプトが具体的で明確であればあるほど、ChatGPTはもっとピンポイントな答えを出してくれます。
具体的な指示は、期待する結果をはっきりと示し、ChatGPTの応答をあなたのニーズに合ったものにします。
たとえば、「マーケティングのアイデアを教えてください」と聞くよりも、「SNSを活用したマーケティング戦略のアイデアを3つ提案してください」と具体的に聞く方が、より明確で役立つ回答が得られるよ。
2.条件をしぼる
ChatGPTから得たい回答の条件をくわしく指定することがポイントです。
ChatGPTに条件をしぼって指示を出すことで、より焦点の合った回答を得ることができます。
「箇条書きで3つ回答してください」や「200文字以内で説明してください」など、数値を使った定量的な条件指定が有効だよ。
このように条件をしぼることで、ChatGPTはあなたの求める情報に集中して、より的確なアドバイスや情報を提供できます。
定量的な条件を設定することで、結果の質を高めることができます。
3.役割を与えてなりきってもらう
専門家になりきってもらう。
職業や役割を設定してChatGPTになりきってもらうことで、質の良い回答を得られるケースもあります。ある分野のエキスパートであると指示すると、ChatGPTが専門家になりきり詳細な回答が生成されます。
「あなたはプロの○○です」「あなたは○○の専門家です」など、ChatGPTに特定の役割を設定することでも、回答の精度を上げることが可能です。
ChatGPTは指示された役割になりきった回答をしてくれるため、専門的で具体的なアドバイスを得られます。
4.表現方法を指定する
ChatGPTの表現方法の指定とは、ChatGPTに対して特定のスタイルやトーンで内容を生成するように指示することを指します。
表現方法を指定すると、それに合わせた文章が生成されます。
どういったシーンを想定しているのか、誰に向けた文章を作成してほしいのか、詳しい情報を入力してみましょう。
例えば、以下のような指定が可能です。
「大雨の影響で電車が遅延していて到着が遅れることを、取引先へ伝えるメール文を作成してください」
「ビジネスレポートの形式で情報をまとめてください」
「子供向けのストーリーを作ってください」など。
具体的なスタイルや視点、トーンを指定することができます。
これにより、ユーザーは自分のニーズに合わせてChatGPTの出力をカスタマイズすることができます。
5.出力形式をプロンプトに含める
内容に合った出力形式を指定することで、より見やすくわかりやすい回答を得ることができます。
たとえばメリット・デメリットの比較、メルマガやSNS投稿のネタなど、ただテキストで出力するよりも箇条書きや表形式にするなど、得たい回答の形を工夫してみましょう。
6.質問・命令を重ねる(追加情報を与える)
回答が不十分であった場合、質問を重ねることで理想とする内容へ近付けるかもしれません。初めにした質問には含まれていなかった条件や、前回の回答でのポイントをプロンプトに記載すると、継続的な会話となって回答のブラッシュアップが期待できます。
また、条件や立場を指定した場合でも、1回で満足のいく回答が返ってこないケースも少なくありません。その場合は、同じスレッド内で対話のやりとりを続けることもポイントです。
たとえば、このように。
「太陽が東からのぼる理由を教えてください」 「太陽が東からのぼる理由についてもう一度教えてください。ただし、文字数は150文字程度で、小学生にもわかるように教えてください。」
ChatGPTでは、対話のやりとりに対してとくに回数制限が設けられていないため、納得のいく回答が得られるまで、追加指示を与えたり、やりとりをくり返し回答内容を調整するといいですよ。
5W1Hでプロンプトを書こう
『5W1H』を意識すると、求める情報が具体的になり、ChatGPTもそれに基づいて的確な答えを出すことができるよ。
・誰が(Who)
・何を(What)
・いつ(When)
・どこで(Where)
・なぜ(Why)
・どのように(How)
たとえば、「サッカーの試合について教えて」と言うよりも、「昨日のワールドカップのサッカーの試合で、どのようにして勝ったのか教えて」と、5W1Hを使って具体的に質問すると、より具体的でくわしい回答を得ることができるよ。
この方法は、ChatGPTに詳細で明確な情報を提供し、具体的な応答を引き出すのに役立つよ。
5W1Hを使ったプロンプトを作成するメリット
1)明確なコンテキストを提供する
5W1Hを使うことで、質問の背景や状況を詳細に伝えることができ、ChatGPTが正確に理解しやすくなる。
2)情報の具体化
具体的な質問をすることで、抽象的な回答ではなく、具体的で役立つ情報を得ることができる。
3)多面的な視点を提供する
5W1Hはさまざまな角度から質問を投げかけるため、多面的な視点を得るのに役立つ。
5W1Hを使ったプロンプトの例はこちら⬇️⬇️⬇️
・Who: 「このプロジェクトのターゲット顧客は誰か?」
・What: 「このプロジェクトの目的は何か?」
・When: 「このプロジェクトはいつまでに完了する必要があるのか?」
・Where: 「プロジェクトはどの市場で展開する予定なのか?」
・Why: 「なぜこのプロジェクトを始めることになったのか?」
・How: 「プロジェクトを成功させるためにどのような手順を踏む必要があるのか?」
このように、5W1Hを使ってプロンプトを構築することで、ChatGPTから得られる情報の質と有用性を高めることができるよ。
ChatGPTのプロンプト例5選!テンプレート利用もOK!【個人起業家向け】
アイデア出しをする
ChatGPTにはアイデア出しも依頼できます。
プロンプトには、「『○○』をテーマにした◇◇のためのアイデアを出してください」というように、できる限り具体的なテーマと目的を提示します。
お願いするテーマによっては、現実的でないものや実用性がない内容を提示される場合もありますが、アイデアのたたき台としては十分有効です。
ブレスト(ブレインストーミング)の相手にChatGPTを活用するなど、さまざまな場面でアイデアを考案するのに役立つでしょう。
プロンプト例:
「個人起業家がChatGPTを使う」をテーマにした記事のアイデアを5つ考えてください。
リサーチ
ChatGPTは、リサーチをする際の検索エンジンのような使い方もできます。
本格的なリサーチの事前調査として活用することで、リサーチをより効率的に行うことができそうです。
ただし、ChatGPTが参照している情報は基本的に2021年9月頃までのもので、情報が古い場合があります。
また、ChatGPTは情報の真偽を判断できないため、参照した情報が誤っていた場合はそのまま誤った情報を提示してしまう可能性もあります。
リサーチに使用したい場合はこういったリスクも把握したうえで、情報の正確さを確認することが重要です。
プロンプト例:
「〇〇というサービスを提供している企業について教えて下さい。」と、リサーチを依頼。
文章を要約する
元になる文章と、文章の量や文体といった指示を出すことで文章の要約ができます。
ニュース記事の概要をつかんだり、Webページのディスクリプションを作成したり、文章のポイントを抜き出してほしいときに便利です。
ChatGPTは、長文短文を問わず文章の要約をすることもできます。
要約の場合のプロンプトは、以下の例のように「指示文」と「要約してほしい文章」を分けて書く点がポイントです。
基本的に指示文はプロンプトの最初に配置し、「指示文」と「要約してほしい文章」を区切るための記号として「###」や「”””」を使用することが推奨されています。
プロンプト例:
以下のテキストを要約してください。
~~文章を添付する~~
「100文字以内で」など、文字数を制限して依頼することもできる。
文章の添削をする
ChatGPTを使用して文章の添削を行うと、文法や表現の誤りを修正することができ、よりプロフェッショナルな文章を作成するのに役立ちます。
プロンプト例:
以下の文章を添削してください。
~~文章を添付する~~
たとえば、
元の文章:「ハイ、チーム。新製品のアイデアがあるんだけど聞いてくれる?」
添削後の文章:「お疲れ様です。新製品に関する提案がございます。お時間をいただけますでしょうか?」
翻訳
ChatGPTは翻訳にも対応しているのよ。
日本語↔英語以外にも、スペイン語、フランス語、ドイツ語、中国語、韓国語など、およそ100の言語を翻訳することができます。
翻訳のプロンプトは文章要約と同じく、「命令文」と「翻訳してほしい文章」をきちんと分けて書くのがコツです。
実践で使える!プロンプトのテンプレートで効率アップ
プロンプトは自分で用途に合わせて作るのも必要だけど、テンプレートを使えば、より簡単よ!
必要な箇所に自分の言葉を当てはめていくことでプロンプトができてしまうの!
NoteのCXOである深津貴之氏が考案したAI(特にChatGPT)への指示を明確にするためのフレームワークで、これまでに解説したプロンプト作成のコツがうまく盛り込まれています。
深津さんが普段から使っている定型文で、これを書き換えるだけでChatGPTがちょっと賢くなるのよ。
深津式プロンプトシステムのポイントを具体例と共に解説
深津式プロンプト・システム 1
{}内の指定や制約条件を変更するだけで手軽に良質な回答を引き出すことが可能です。
文章の作成や要約に効果的なフレームワークです。
「あなたは○○です」という役割を明確に伝える
深津式プロンプトの特徴は、以下のとおりです。
・冒頭でChatGPTの役割を指定していること
・#や箇条書きを用いて条件などを明確に伝えていること
一語一句をそのまま流用する必要はなく、書き方の方向性を真似るだけでもChatGPTから優れた返答を引き出しやすくなるのが特徴です。
【テンプレート】
#命令書:
あなたは{プロの編集者}です。
以下の制約条件と入力文をもとに{最高の要約}を出力してください。
#制約条件:
⚫文字数は300文字程度。
⚫小学生にもわかりやすく。
⚫重要なキーワードを取り残さない。
⚫文章を簡潔に。
#入力文:
{ここに入力文章}
#出力文:
ChatGPTに対して、具体的な役割を提示することで、AIの出力の質を向上させることができます。
例えば、ChatGPTに対して「あなたは優秀なSEOライターです」と書くことで、SEO対策を意識したブログ記事を書いてもらうことができます。
目的を明確に述べる
「○○について、検索上位に入る記事を書いて、集客を増やしたい」と具体的な目的を明記します。
これによりChatGPTは目標を理解して、それに合わせた回答を生成することができます。
基礎的な質問文と命令を追加する
ChatGPTに対して、具体的な質問文や命令を与えます。
例えば、「○○に関する記事を作成してください」と命じることで、特定のトピックに関する記事を生成させることができます。
具体的な要望を追加する
ChatGPTに対して、制約や追加情報、表現方法などの具体的な要望を追加します。これにより、ChatGPTの出力を特定の条件に合わせることができます。
例えば、「〇文字以内で、簡潔に書いてください」「データを参照して」「SEOに配慮して」といった要望を与えることで、より精度の高い回答を得ることができます。
深津式プロンプト・システム 2
プロンプトの最後に付け加えることで効果を発揮するフレームワークです。
と付け加えると、ChatGPTが理想的な回答を出すために不足している情報を返してくれます。
質問を重ねていくうちに、より高精度な回答へたどり着きやすくなるので、アイデア出しで特に役立つことでしょう。
《テンプレート》
このタスクで最高の結果を出すために、追加の情報が必要な場合は、質問をしてください。
ゴールシークプロンプト
ゴールシークプロンプトとは、AIに「〇〇をしたい」というゴールを設定し、そのゴールを達成するために必要な具体的な手順や方法を導き出すためのプロンプトです。
つまり、自分の目的に必要なプロンプトをChatGPT自身に作成してもらえるシステムです。
⚫新規事業やセミナーの企画
⚫問題解決
⚫小冊子などの立案
⚫業務の効率化
具体的には、このような手順でゴールシークプロンプトを用いてAIに質問をしていきます。
1.ゴール設定をする
2.ゴール達成に必要な手順に分解する
3.必要な変数を抽出し、ゴールを再定義する
【例文】
⚫ゴール設定:
{ }をしたい。
⚫ゴール達成に必要な手順に分解
{ }をするために、まず{ }が必要です。
{ }をするために、まず{ }が必要です。
{ }をするために、まず{ }が必要です。
⚫必要な変数を抽出し、ゴールを再定義
{ }をするために、{ }が必要です。
{ }をするために、{ }が必要です。
{ }をするために、{ }が必要です。
ゴールシークプロンプトは、一緒にゴールを探してくれる身近な味方なんすね!
ChatGPTの活用例
【ChatGPTのプロンプト例、テンプレート利用もOK!】では、個人起業家さん向け、よく使う事例を紹介しました。
ここでは改めて、プロンプト次第で多種多様な活用が可能な、ChatGPTの活用例をさらっと紹介するわね!
文章を要約する
ChatGPTに元となる文章と、文字数制限などの指示を入力すると、文章を自動で要約できます。Webページのディスクリプション作成などを効率化することが可能です。
文章を校正する(添削する)
ChatGPTでは、誤字脱字のチェックや表記ゆれなど、文章の校正作業もできます。また、よりよい文章に直すために添削してもらうことも可能です。
アイデア生成
アイデア出しやブレインストーミングにもChatGPTが心強い味方となります。
プロンプトを工夫して質問を重ねていけば、思いもよらぬ独創的なアイデアを提案してくれるかもしれません。
専門家になってもらう(ロールプレイ)
ChatGPTに専門家のようにふるまってもらうことで、特定の専門の人の視点から質問に答えてもらうことができます。
表を作成する
ChatGPTの回答はテキスト形式のため、表を直接出力することはできません。しかし、エクセルで表示できるCSVや、Webブラウザで表示できるHTMLなどの形式を指定すると表を作成できます。
表の作成時は、行や列などのテンプレートを詳しく指定することがポイントです。
文章を翻訳する
ChatGPTは文章の翻訳にも使用できます。
翻訳のためのプロンプトでは、使用したい言語や、どの部分を翻訳の対象とするかを明示することが重要です。
ビジネス文書を作成する
メールや報告書といったビジネス文書の生成も可能です。文章を作成する目的や誰に向けた文章なのか、何文字程度の文章にするのかといった具体的な条件を入れてプロンプトを作成しましょう。
生成された文章を使用する際は、情報が合っているか・不自然な言い回しがないか、チェックすることを心がけましょう。
メルマガを作成する
ビジネスで使用するメールなどの文章もChatGPTで生成できます。メールを送信する目的や、メルマガのターゲット読者など、具体的な情報を含めることがプロンプトを作るコツです。
生成された文章に誤りや不自然な表現がないか、念のため人の目でチェックして使用しましょう。
英語の勉強に役立てる
英語の上達にもChatGPTを活用するのもおすすめです。
チャットで英文ライティングの特訓に使用できるほか、Google Chromeの拡張機能を利用して音声でのやり取りができるようにすれば、英会話ツールへと早変わりします。
「Voice Control for ChatGPT」をインストールすると画面下部にマイクが表示され、音声認識が可能です。
議事録を作成する
ChatGPTの開発元であるOpenAI社提供の音声認識モデル『Whisper』を使うと、音声データを文字データへと変換できます。
プログラムを作成する
使用するプログラム言語や目的をプロンプトに入力すれば、プログラムコードの出力もできます。
問題なく動作するかは人力でチェックする必要がありますが、ソースコードを1から考えるよりも大幅に時間を短縮できるかもしれません。
プロンプトエンジニアリングとは?
プロンプトエンジニアリングとは、ChatGPTなどのAIに命令・指示を出すプロンプトが作成される技術のことよ。
良質なパフォーマンスを発揮するための、質問や指示を出すことを指しているの。
プロンプトエンジニアリングによって、生成される文章や画像などのコンテンツの精度を高めることができるのよ。
プロンプトエンジニアとは?
プロンプトエンジニアとは、AIモデルに対する入力データ(プロンプト)の設計や作成を行う専門家のことです。
AIモデルが特定のタスクを実行するために必要なデータを選び出し、モデルが理解して適切な回答が得やすい形式に整えるのよ。
ふ~ん
プロンプトエンジニアは「開発者」、プロンプトエンジニアリングは「手法や技術」っていうことなんすね!
⬇⬇⬇おすすめプロンプト集のテンプレートは、こちらから⬇⬇⬇
まとめ
ChatGPTは、ビジネスをする上で新しいビジネスパートナーになることができるのよ。
・質問に答えたり
・アイデアを出したり
・文章を書いたりするのに役立つわ。
まるで、24時間働く秘書のようなものね。
さらに、ChatGPTはコストが低くいつでもどこでも利用できるから、起業家にとっても、とても便利なツールなのよ。
こうして解説してもらうと、なんかとっても詳しくなった気がしてプロンプト作りたくなってきた!
ね、まるおくん!
うん!
ボクもChatGPTとなかよくなって、起業家めざしたくなってきたっす!
AI技術は、これからさらに発展していくと予測されているから、早い段階で基本的な活用方法をとり入れておくといいわよ!
ChatGPTはプロンプト次第で、多種多様な活用ができる便利なツールです。
どのようなシーンで役立てられるのか、どうか楽しみながら参考にしてみてください。