アンソニーロビンズから学ぶ起業家の成功法則:最悪の状況から大逆転する!
個人起業家として頑張っているけど、思うようにいかなくて・・
「今のままでいいのかな?」「自分に向いてないのかな」って
迷っちゃっています・・
それは、どげんかせんといかんね!
世界には、貧しい家庭で育ち、母親から虐待を受け、ホームレスになりながらも、心理学を学んでビジネスを成功させ、年収86億円になったコーチがいるよ。彼は大統領やマザーテレサもコーチングしているんだ。
落差がすごすぎるっす!
そんな人がいるんですね。
アンソニーロビンズっていう世界でも超有名なコーチだよ。
彼が成功するまでのストーリーと、マーケティングの手法を、これから詳しく解説するね。まるお君もきっと、今の難しい状況を乗り越えるヒントを得て、「やってやろう!」っていう気になるよ。
✅個人起業家としての道を歩み始めたけれど、迷いを感じている。
✅過去の失敗に囚われて動けなくなっている。
✅「このままでいいのかな?」と不安に思うことがある。
✅「自分には向いていないんじゃないか?」と考えてしまう。
✅「アンソニーロビンズ」は少し気になるが、詳しくは知らない
世界一の自己啓発コーチ、アンソニーロビンズは「過去で未来が決まるわけではない」と言い切きってるんだ。あなたが今、どんな状況にいたとしても、彼のように勇気を出して前に進むことで、成功することができるよ。
この記事では彼の成功までのストーリーと、マーケティングの手法を解説する。あなたの困難な状況を乗り越えるヒントをつかみ、今の状況を打開する突破口にしていこう!
※アンソニー・ロビンズは、「トニー・ロビンズ」という名前でして活動されていますが、日本で出版されている書籍に従って、この記事では「アンソニー・ロビンズ」としてご紹介していきます。おそらく、日本人にとってはこの名前が馴染み深いと思われます。なお、本名はAnthony J Mahavorickです。
アンソニーロビンズはこんな人
純資産860億、月収7億のスーパー起業家!
アンソニーロビンズは世界的に有名な著者であり、セミナー講師、ライフコーチだよ。
心理学、リーダーシップ、交渉術、組織改革の権威として、40年以上活動し、世界100カ国以上の5000万を超える人々に多大な影響を与えている人物なんだ。
2024年時点で、彼の純資産は6億ドル(約860億円)と推定されている。年間の収入は約6,000万ドル(約86億円)以上、月収は約500万ドル(約7億円)。彼の個人セッションは一回30分の電話コーチング12回で1億円で、しかも3年待ちだという話もあるよ。
書籍、ライブイベント、セミナー、オンライン動画教材、プライベートセッション、ポッドキャストなど、さまざまな収益源があるよ。慈善活動にも力を入れていて、アメリカで貧困で困っている人達に対し、2025年までに10億食を届けようと目標を掲げており、今までに5億食以上供給しているそうなんだ。
NETFLIXで彼のドキュメンタリー映画が見れるよ!
大統領やマザーテレサなど超有名人がクライアントに!
彼のクライアントには、世界的に超有名な人がたくさんいるんだ。
- ビル・クリントン(元アメリカ大統領)
- ロナルド・レーガン(元アメリカ大統領)
- ミハエル・ゴルバチョフ(元ソ連大統領)
- マーガレット・サッチャー(元イギリス首相)
- ネルソン・マンデラ(元南アフリカ大統領)
- マザーテレサ
- ダライ・ラマ
- ダイアナ妃
- マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
- レオナルドディカプリオ(俳優)
- ヒュー・ジャックマン(俳優)
- マイク・タイソン(ボクサー)
- ジョージ・ソロス(投資家)
- レディー・ガガ(ミュージシャン)
- ビリー・ジョー・アームストロング(ロックバンド グリーンデイ)
教科書に載るような人もいて、メンツがすごすぎるっす
最悪の幼少期から億万長者になったポイント
母親の虐待を受けながら育って・・
彼は1960年2月29日にアメリカのカリフォルニア州ノースハリウッドで、クロアチア系の両親から生まれたんだ。
母親は薬物とアルコール依存症で、「言葉の上でも身体的にも虐待することが多かった」とロビンズは語っている。幼少期には、「言う事を聞かないから」と言って、母親が液体石鹸を彼の口に注ぎ込み、飲み込むよう強制したという話もある。
彼は精神的にも身体的にも虐待に耐えなければならなかったにもかかわらず、弟と妹をいつも気にかけてた。母親はアンソニーロビンズの幼少期に4回再婚し、小さい時には何度も父が変わって混乱したと話していた。
また家庭環境が良くなく、貧困家庭で、十分な食事にありつくことはできず、アンソニーが12歳になるまで見知らぬ人を頼りに生きるしかなかった。11月末の祝日である「感謝祭」で食べ物がなく、親切な人に恵んでもらったエピソードを彼はよく話しているよ。
言葉にならないくらい、きつい状況だね・・
ある日、母親が彼をナイフで追いかけ、自分の命が危険だと感じた事件があった。これが決定的な出来事となり、彼は家を出た。
その日以来アンソニーロビンズは家に戻ることはなかったけど、低収入の仕事をしながらも、母親の家に残された弟と妹を助け続けたそうだよ。
こうした経験が、現在の慈善活動にも引き継がれていて、彼の人生の目標である「困っている人々のために責任を持つこと」につながっているんだろうね。
バイト代を全額使って人生を変えた17歳の出来事
彼は17歳で家を出て、放課後に清掃員として働き、週末には家族を助けるために引っ越しの手伝いをしてお金を稼いでいたんだ。で、ある引っ越しの途中で休憩している時、現場にいた家主に、「うちの父さんが、あなたは昔は本当にダメだったと言っていたけど、どうして今はそんなに成功しているの?」と尋ねたそうだよ。
どえらいことをきくね(苦笑)
「こんなことを言えるのは子供だけですよね」と彼は回想しているよ(笑)だけど、彼のその失礼な質問が、その後の人生を大きく変えることになるよ。
「君のお父さんがそんなこと言ったの?」とびっくりしながらも、その男性は「ジム・ローンのセミナーに参加して人生を立て直し始めたんだ」と言ったんだ。
ジム・ローンはアメリカの伝説の起業家で、数々の一流企業のコンサルタントを務めた、カリスマメンターだよ。
「ジムローンは、人が人生の20年、30年で学ぶことのすべてを、4時間に凝縮して教えるんだ」と、その男性は説明したそうだよ。
アンソニーロビンズは興味を持って、次回のセミナーに無料で参加できないかと家主に尋ねた。でも、その男性は、「無料で行っても価値を見いだせないだろうから無料では参加させない」と言ったんだ。
ジム・ローンの当時のセミナーは、アンソニーロビンズの一週間分の給料と、同じくらいの値段だったんだ。当時のお金がないアンソニーロビンズにとっては、一週間分の給料というのは貴重なものだよね。
だけど、彼は「一週間分の給料をこのイベントに使う」という大きな決断をしたんだ。「それが僕にとっての始まりでした」とロビンズは言ってるよ。
アンソニーロビンズは、ジム・ローンの一流の自己啓発を学び、やがて、彼の元でセールスマンとして働き、キャリアを構築していった。24歳の時には、すでに車の営業で成功を収めており、ロールスロイスに乗るほどの財産を築き上げたんだよ。
あのとき、1週間分のバイト代を思い切って払ってジム・ローンのセミナーに参加しなかったら、今のアンソニーロビンズは生まれなかったんだね。
NLPと出会って別次元のステージへ
彼が20代の頃には、NLP(神経言語プログラミング)の創始者のジョン・グリンダーとビジネス・パートナーとなったんだ。
NLPは、1970年代に、心理学部を学んでいた数学者のリチャード・バンドラーと言語学の助教授ジョン・グリンダーが3人の心理療法家の「特殊なスキル」を観察し、共通の成功パターン分析して、誰でもその高い結果を再現できるように体系化した心理学だよ。
「自分が望む結果を出すために、自分の行動や脳を『プログラムする』ことができる」という考えで、世界のトップビジネスシーンやスポーツの世界などで活用されているよ。
アンソニー・ロビンズが、初めてNLPのセミナーに参加した時、恐怖症やうつ病などを解消するテクニックを学び、興奮したと言われているよ。
そして、彼は「いますぐ、このテクニックを実践して人々を救おう!」と他のセミナー参加者たちに声をかけたんだ。するとNLPの心理カウンセラーたちが「いや、まだ君は全てのコースを修了していないし、実践するのには練習も必要なんだよ」となだめたんだけど、彼は聞く耳を持たなかった。
「どこに行けば、問題のある人がいるのだろう?」と考え、深夜のデニーズに行って「この中に問題のあるヤツはいないか!?」と聞いて回ったというエピソードがあるよ。
情熱がすごすぎて、危ない人になっていたんだね(笑)
よっぽどNLPを試してみたかったんだね(笑)
また、ラジオやテレビで「いままで心理カウンセラーが何年も解決できなかった患者を私は15分以内で解決してみせる」というパフォーマンスをやって、ヘビ恐怖症の患者を実際に番組中に治してみせるなどの実践してみせて、彼は有名になったんだ。
アンソニー・ロビンズのコーチングの土台となっているものは間違いなくNLPだよ。26歳のときには、「Unlimited Power」というNLPをベースとした本を出版して、ベストセラーになっている。彼は後に、NLPを自分流にアレンジしてNACというオリジナルのスキルを開発しているよ。
自己啓発系・ビジネス系の作家(起業家)のジム・ローンや、NLPを作ったジョン・グリンダーなど、すごい人との出会いをフルに活用したのが、彼の人生の逆転のポイントになっているね。
最悪の状況から脱出する方法①
・一人で悩むのではなく、メンターを見つけよう!
・チャンスがきたときは、思い切って飛び込もう!
飢餓を撲滅するために
アンソニー・ロビンズは慈善活動にも力を入れているんだ。上述したとおり、家庭は裕福ではなく、空腹に苦しんだ経験から、飢餓を撲滅する運動を行っている。
1年間の間に1憶食を届けるというアンソニーの挑戦は2014年から始まり、2016年、2017年、2018年と続けて1億食以上を届けているんだ。2019年には「10億食チャレンジ」に名称が変更され、2025年までに達成することを目標としているよ。
また、1991年には「アンソニー・ロビンズ財団」を設立し、若者やホームレス、饑餓者、高齢者、服役を終えた人などを支援しているよ。
顧客を虜にするマーケティング
ロックコンサートのようなセミナーが最大の武器
アンソニーロビンズの一番の商品は「ライブセミナー」だ。彼のライブセミナーはまるでロックコンサートのように、でっかい会場で、大音量の音楽を流し、ド派手な演出で、話題になるんだ。
彼は、著書、Youtube、インスタ、X、ブログ、ポッドキャスト、LinkedIn、広告など様々な媒体を持っているし、動画セミナーも商品としてある。でも、メインで誘導するのはライブセミナーだ。それだけライブが魅力的なんだよ。
例えば、UPWというフロントエンドセミナーでは、まず会場に入ると、ダンスイベントのような雰囲気で爆音のミュージックとカラフルなライティング、そしてステージで踊っている人たちに圧倒されるそうだよ。
そして、セミナー中も「エネルギーを高める」という名目の元、踊ったり、叫んだり、周りの人たちとハグをしたりするよ。
7000人の観客の前で、アンソニーロビンズが「この理想的な心理状態に自分を持って行くよう繰り返し練習するんだ。毎日この状態に保つんだ。イエスかノーか? セイ・イエス!」「イエス!」と拳を振り上げて観客とコールアンドレスポンスをして。会場が盛り上がってきたところで、またビートが効いたロックミュージックが流れ、みんなで飛び上がり、力いっぱい踊る、みたいなセミナーだよ。
普通のセミナーじゃないっすね(笑)
初めてアンソニーロビンズのセミナーに参加する人は、この光景に面食らうみたいだよ(笑)
こうしたセミナーが楽しいと、口コミで評判になってお客さんも増えるし、ライブセミナーの中で追加セミナーを販売したりして、売上を拡大させていくんだね。
ちなみに、食事休憩どころかトイレ休憩もないそうだよ。
え?みんなどうしているんっすか?
自分でおやつを持って行くか、講演の途中で抜けて会場のロビーでスープやスナックを買い、席に戻って食べるしかないみたいだね。あとは、ダンスの時間をトイレ休憩にしているようだよ。
セミナーの種類
アンソニーロビンズは、数多くの種類のセミナーを開いているよ。代表的なものをみてみよう。
Unleash The Power Within 「UPW」
UPWは、多くの人が最初に参加する4日間のセミナーで、言わばフロントエンドのセミナーだ。人は、何かの思い込みや刷り込み、周囲の期待や常識、他人の目や批判など様々な要因によって思考が無意識のうちに制御されている。
UPWでは、心理学を使った4つのステップで、こういう行動や決断を妨げる恐怖を乗り越え、自分の力に変える方法を学ぶよ。最初の3日間は変革に関するセミナーで、最終日は健康に関するビデオセッションをやるんだ。また、後述する「火渡り」で実際に「恐れを乗り越える」体験をするよ。
DWD(Date With Destiny)
Date With Destinyは、6日間で本当の自分の人生を生きる方法を見つけていくセミナーで、7年連続で完売している人気セミナーだ。直訳は「運命とのデート」で、アンソニーロビンズ自身も気に入ってるそうだよ。
このセミナーでは、自分の人生を制限している痛みや苦しみの原因を突き止める。親の期待に答えようと生きている自分、周りの期待に答えようとして「いい人」でいようとする自分、自分の価値を証明するために何かを達成しようとしている自分、といったものだ。そういう人生や状況に流されて我慢するのではなく、自分がなりたい理想の姿になれるプログラムを6日間で作り上げるというセミナーだよ。
このセミナーの効果は、科学的にも裏付けられているんだ。うつ状態だった参加者全員が、イベント後30日以内に回復し、平均改善率は87.2%だったそうだよ。薬は使わず、わずか6日間でこの成果はすごいことだ。
また、参加者は、人生の満足感や内面的な強さ、幸福感といったポジティブな感情が50%増加し、孤独感、悲しみ、怒り、ストレス、不安といったネガティブな感情が70%減少している。この結果は驚異的なんだそうだよ。
Life and Wealth Mastery
Life and Wealth MasteryはフィジーのNamale Resortというアンソニー・ロビンズが経営するリゾートで2週間に渡り行われるんだ。人数も20~30名ほどで比較的少数だ。 このセミナーではアンソニー・ロビンズ本人が登壇することはなく、映像だけの参加になるよ。
フィジーの島を自社で持っているっていうのもすごいっす!
「感情と健康」にフォーカスしたイベントで、滝に散歩に行ったり、地元の教会に行ったり、エステやスパをしたり、ダンスをしたり、歌を歌ったり瞑想をしたり、ファスティングをしたり、腸内洗浄をしたりするんだ。そういうアクティビティをやりながら、「身体の状態を変える事で感情が変る」ということを体感することができるよ。
アンソニーロビンズは、休みも取らず朝8時から夜3時まで6日間通しでセミナーし続けるんだけど、そのエネルギーはどこから来るのか、このセミナーで垣間見ることができるよ
Business Mastery
ビジネスマスタリーは5日でビジネスの成果を飛躍させるセミナーだ。価格は100万円以上する。 組織がまだ解決できていないビジネス上の問題を全て発見し、解決に導く方法を学んでいくよ。
アップル、ザッポス、アメリカン・エキスプレス、フェイスブックなどの業界リーダーが使用している革新的なアプローチを分解し、目標を達成するために必要な地図を作成するというものだよ。
・トニー・ロビンスは、55社以上の企業のパートナーで、年間売上高の合計は6000億円以上
・ハーバード・ビジネス・レビュー誌の「トップ200ビジネスパーソン」の一人に選出
・バイオテクノロジー、金融、非営利など8つの分野で1,200人以上の従業員を雇用
・アクセンチュア誌の「世界のビジネス知識人トップ50」に選出
・アメリカン・エキスプレス誌の「顧客のビジネスを次のレベルに引き上げるアドバイザートップ6」の一人にも選出
こういう実績がある上で、ビジネスの成功事例を研究し、参加者に落とし込んでくれるんだね。
燃え盛る火の上を歩け!
ロビンズのUPWセミナーの名物は、真っ赤に焼けた炭の上を歩く「ファイアーウォーク」だ。数百度で燃えている石炭の上を数メートル裸足で歩く、というものだ。火傷しないようなやり方で歩くんだけど、毎回若干名火傷するみだいだよ(笑)
何でそんなことするんすか(笑)
「火を渡る」ことが、達成や幸せを妨げている「恐怖」に真っ向から立ち向かって、乗り越えることのメタファーになっているみたいだね。
「意外と大丈夫だった。ちょっと水ぶくれできちゃったけれどね」と言いながらも嬉しそうにする参加者もいるそうだよ。「挑戦するときにはこの程度の失敗は起こる。でも、想像したほど怖いことではなかった」という体験が自信に繋がるみだいだよ。
追加セミナーに自然と申し込む仕組み
こういうハイテンションなライブセミナーをやることは、セールスにおいてもすごく役に立っているんだ。
普通に座って聴いているだけのセミナーだと集中力が落ちるよね。でも、上述したとおり、彼のセミナーでは大音響で音楽を流し、観客を立ち上がらせて踊らせる。周囲の人とマッサージを交わしたり、10人くらいとハイタッチやハグを交わしたりするアクティビティもある。
これを繰り返していくうちに、最初のうち疲れた顔をしていた人が元気な笑顔になり、冷淡で距離を保っていた人もフレンドリーになっていく。
これが4日間続くと、楽しいし、ポジティブな気持ちになるし、もっとこの空気を味わいたいと思うよね。そのタイミングで、追加セミナーを提案されると、自然と「行きたい」ってなって申し込みが入るんだ。
また、楽しい思い出をもらったお客さんは自然と口コミで次のセミナーを宣伝してくれる。だからこそ、彼はセミナーに全力を注いでいるのかもしれないね。
お客さんを楽しませ、感動させ、元気になってもらうから、追加のオファーを出しても自然と申し込んでくれるし、口コミも増えるんだね。
自腹で参加するボランティアスタッフ
ロビンズのセミナーを支えているのは、膨大な数のボランティアだ。このボランティアの存在も、彼のマーケティングでは大きな意味を持つよ。スタッフは、Crew → Leader → Senior Leader → Trainer → Master Trainerとランクが分かれていて、彼らは自腹で世界各国から飛んできてセミナースタッフのボランティアをするよ。
ボランティアスタッフは、以前アンソニーロビンズのセミナーに参加して人生を大きく変えた人たちだ。
彼らは、チケット代を払って参加した人たちに、あちこちで「私はこうやって人生を変えた」、「セミナーに参加したときには無一文だったのに、事業を始めて今では年商数百万ドルになったよ」という体験談をシェアしているんだ。その話を聞いたお客さんはワクワクするよね。
徹底的に顧客に合わせた公式サイト
Podcast・動画・ブログ・イベント全部まとめて表示
アンソニーロビンズの公式サイトも何気に面白い仕掛けがあるんだ。
例えば、「マインドセット」「富」「健康」「人間関係」「ビジネス」「リーダーシップ」「幸せ」というカテゴリーがあって、「ビジネス」の情報について知りたい人は、「ビジネス」のカテゴリーをクリックする。すると、普通のサイトは、ビジネスに関連したブログ記事が表示されたりするよね。
ところが、アンソニーロビンズのサイトの場合、そのカテゴリーをクリックすると、ブログだけでなくて、そのカテゴリーに関連したPodcast・TikTok動画・ブログ記事・セミナー情報、動画教材が、同じページで上から順番にまとめて全部表示されるんだ。
あちこち探さなくても、ひとまとめに表示されるからすごく楽だし、文字が苦手な人はPodcastや動画をすぐ見れるし、関連する商品もイベントもすぐにアクセスできるから、めちゃくちゃユーザーフレンドリーなんだよね
クイズで自然と興味のあるコンテンツに誘導
また、公式サイトで彼は「クイズ」も活用している。見込み客が何に興味があるかをクイズを通して見つけ、それに応じて記事や商品を提案するんだ。
例えば、公式サイトの右上にある「Start now」をクリックすると、「どんな分野に興味がありますか?」と質問されて、「マインドセット」とか「ビジネス」とか選ぶ。
そして、「名前」「年齢」「アンソニーロビンズを知らない / 動画は見たことがあるが、ライブイベントに行ったことはない / イベントに参加したことがある」みたいなのを選んだりする。
そういうアンケートクイズみたいなのをさせて、その結果を元に、「あなたにおすすめのイベント」「おすすめの商品」「おススメのブログ記事」「ポッドキャスト」を、同じページで上から順にひとまとめに表示するんだ。
クイズをさせることで、見込み客が「自分から何かをしている」というやりとりが生まれるし、ピンポイントで顧客に合った提案ができるし、顧客の傾向もわかる。上手い仕組みだよね。
VAKモデルを踏まえた戦略
アンソニーロビンズのマーケティングは、NLPで出てくる「VAKモデル」に沿って作られている、とも言えるよ
VAKモデルってなんすか?
人によって得意な学習のスタイルが違っていて、それを3つにまとめたのがVAKモデルだよ。
- V(視覚優位)→ 目で見たイメージで覚えるのが得意
- A(聴覚優位)→ 耳で聞いて覚えるのが得意
- K(体感覚優位)→実際に身体を動かして感覚的に学ぶのが得意。(※触覚、味覚、嗅覚を含めて「身体感覚」として区分する)
例えば、「クリスマス」と聞いて、
・クリスマスツリーやプレゼント箱の色、イルミネーションを思い浮かべる人は「視覚優位」
・ジングルベルやクリスマスソングを思い浮かべる人は「聴覚優位」
・ケーキの味やパーティーの楽しい雰囲気を思い浮かべる人は「体感覚優位」
と考えると分かりやすいよ
この3タイプに合わせて、情報を提供すると、印象に残りやすいんだ。そして、アンソニーロビンズのマーケティングのすごいところは、その3つのVAKスタイルを全部網羅していることだ。
視覚的:すごく画像や動画を多用して、イメージに訴えかけている。ライブセミナーでも、照明や演出が作りこまれていて、目で見ても楽しめる。
聴覚的:Podcastや動画を使って、長文を読むのが苦手な人でもメッセージを届きやすくしている。お客様の声や成功事例も、文字だけでなくインタビュー動画を多用している。
体感的:ライブイベントで、みんなでダンスをし、ハグをし、ワークを行い、火の上を歩き、身体全体で、感覚を使って学習をしている。
「ただ読むだけ」「ただ聞くだけ」「ただ見るだけ」で終わるのではなく、この3つを上組み合わせてメッセージを伝えていくのは、かなり上手なやりかただよね。
お客さんに一番伝わるやりかたで、お客さんを楽しませる。それが徹底しているから、月収7億円まで上り詰めたのかもしれないね。
最悪の状況から脱出する方法②
・目の前のお客さんを全力で楽しませよう!
・お客さんにメッセージが一番伝わるやり方を考えよう!
トップレベルでやる気を上げるコーチング
まず問題を「忘れる」
アンソニーロビンズは、人のモチベーションを高めるプロ中のプロだよ。彼がどんな風にコーチングしているのか、そのポイントを少し見てみよう。
まず、大事なことは「問題を忘れる」ということだ。
え?問題を解決するためにコーチングをやるんじゃないの?
「問題から離れる」ことで、逆に問題が解決するんだよ
たとえば、彼のクライアントが悩みに悩んでいて、
「なぜ人生は不幸なのだろうか」とか、
「なぜわたしのプランはうまくいかないのだろう」
といった状態で悶々としているときは、アンソニーロビンズは、その問題をすぐに解決しようとはしないんだ。
その代わりに「1日か2日の間、あなたの問題を完全に忘れてください。今のあなたより辛い立場にいる人を探し、その人の状況が今よりも“ほんの少し”だけよくなるように手助けをしてあげてください」というようなことを言うそうだよ。
問題に囚われているうちは、問題は解決できないんだ。自分よりも辛い人を助けようとすることで、自然と問題から離れて、客観的に自分をみつめることができる。そういう冷静な状態になって、初めて問題の解決策が見えてくる。
問題から離れることで、問題に没入しているときには見えなかった視点を見せてあげるのが、彼のコーチングの考え方で面白いところだね。
圧巻の成果が手に入る「状態」を整える
彼は「状態→物語→戦略」という順番を大事にしているよ。特に大事なのが、最初の「状態」だ。
例えば、朝起きた時点で疲れ切っていて、色々な不安が頭にあって、「どうしよう、どうしよう・・」という気分になっているとする。
そんな気分のまま机に座って、課題解決の方法を考えても無駄に終わるだけだ。気分が落ち込んでいるときには、問題にしか目がいかず、解決策がまったく目に入らないからね。
そんな状態で戦略を練ろうとしても、うまくいくはずがないんだ。問題だけを、狭い視野でとらえてしまっているから。そうなると、「自分はいつもこうだ」「どうしてうまくできないんだろう?」と、自然に自分を責める「物語」を作り出してしまう。
たしかに、落ち込んだ状態で何をやっても、できそうにないっすね
だから彼は「まず、あなたの『状態を整える』ことから始めなさい」と言うんだ。
状態が整って、生き生きした気分になれば、「こうなったらいいな」「こうしたらできるかもしれない」というポジティブな「物語」を思い描き始める。
そうなって初めて、「戦略」を考えるべきだ。「そうすれば、行き詰まることもなく、いろんな選択肢が見えてくるから」とアンソニーロビンズは考えるんだ。
必ず「状態」を整えるところから始める。そうすれば、状態→物語→戦略がとてもスムーズにまわるんだ。
要するに、「自分の状態をシャキッとさせてから色々と考えなさい」ということだね
自分の状態を「シャキッとさせる」には、腕立て伏せをしてもいいし、散歩をしてもいいし、日光浴をしてもいい。
常に「自分がどんな状態になっているか」に気を配る。まず状態を整えてから動く。そうすることで、最高のパフォーマンスが得られる。「最高の状態」を整えるのが、彼のコーチングの特徴だよ。だからこそ、ライブでも常に観客を鼓舞して、ハイテンションにさせるんだ。
最悪の状況から脱出する方法③
・まずは問題から離れて、「自分の状態」を確認しよう!
・「最高の状態」に自分を整えてから行動しよう!
まとめ
アンソニーロビンズの逆転劇を、色々な角度から解説してきました。
・一人で悩むのではなく、メンターを見つけよう!
・チャンスがきたときは、思い切って飛び込もう!
・目の前のお客さんを全力で楽しませよう!
・お客さんにメッセージが一番伝わるやり方を考えよう!
・まずは問題から離れて、「自分の状態」を確認しよう!
・「最高の状態」に自分を整えてから行動しよう!
一番大事なのは、「メンターを見つける」ということだよ。
彼は「すべてはメンターから始まった」と語っているよ。17歳のとき、なけなしのバイト代を払って、メンターに飛び込んだからこそ、人生で最も大きなトラウマを乗り越えて成功したんだ。そして、自分自身を助けただけでなく、今もなお世界中の何百万人もの人々を助け続けている。
あなたが今悩んでいることは、メンターに思い切って飛び込むことで、きっと解決できる。それこそが、あなたが逆転する一番の決め手になるかもしれないね。