GA4でのイベントとコンバージョン(キーイベント)の違いを徹底解説!集客を成長させるデータ活用術
ブログを始めたからアナリティクスGA4を設定してみたっす!だけどイベントとコンバージョンとか、わからない用語ばかり…けどわかってSEOに生かしたいっす!
イベントとコンバーションがわかって使いこなせたらSEOに役に立つよ
・GA4で使う主な用語
・イベントとコンバージョン(キーイベント)のちがい
ブログをはじめて、Googleアナリティクスを設定してみても謎の用語が多くてなんだか難しいと感じますよね。この記事ではなかでも主にイベントとコンバージョンの違いを解説してきます。
GA4とは?新しい分析ツールの基本を理解しよう
GA4は、Google アナリティクスのツールの中でウェブサイトへ訪問したユーザーの行動を分析するアクセス解析ツールのことだよ。
2012年に登場したGoogleアナリティクスが時代の流れでそぐわない点が出てきたので2020年10月に登場したGoogle Analytics 4(GA4)が開発されたよ。まだ、切り替えてない方は早く導入したほうがいいよ。
Google Analytics 4はIT業界の2つの主要な変革に対応するために設計・開発されたよ。
それは下記の項目だよ。
1,ユーザーのウェブサイトからモバイルアプリへの移行 2,ユーザーのプライバシー尊重に沿ったユーザー分析によるアクセス解析。
GA4の基本構造
Googleは2022年3月16日、2023 年 7 月 1 日をもって、標準のユニバーサル アナリティクス プロパティのサポートが終了。(※Google公式)
Google Analytics 4(GA4)とは計測項目の軸がセッションからイベント起点に変わったよ。
エンゲージメントやLTVの高いユーザーの分析を目的とし維持率をゴールとしているよ。
GA4について詳しく知りたいときはこちらの記事も読んでね
GA4で使う用語の解説
聞きなれない用語を理解しておくことで、次に進みやすくなるよ。
1,GAでは指標は基本的に5つに分類されるよ。
①ユーザーはサイトを訪れたユーザーの数のこと。
ログイン状況やGoogleシグナル、Cookie情報などから、同一ユーザーかを判定もできるよ。
ユーザーには3つの種類のユーザー指標があるよ
②セッションは、Webサイトを訪問してから離脱するまでの一連の操作の数がわかるよ。
③表示回数は、Webサイトだけではなくアプリも分析して表示されるよ。
④コンバーション(目標)は、サイト上でサイト上でユーザーに達成してほしい行動を指すよ。たとえば資料請求や会員登録、アプリのインストール、サブスクの購入、商品購入といったアクションが考えられる。
コンバージョンが発生するたびに「1」とカウントされるよ。
GA4の初期設定では、次の5つの指標は自動的にコンバージョンに登録されているよ。
③GA4の導入メリット
- データ計測の設定が容易に
- ユーザー行動の高度な分析と予測が可能に
- プライバシー保護とデータ収集の両立
1. データ計測の設定が容易に
ウェブサイトとアプリを横断的にデータ計測することが可能になり、これまで煩雑だった設定も大幅に簡素化されたよ。これにより、動画視聴回数、スクロール数、離脱クリックなどのユーザー行動を自動で正確に計測し、ユーザーの行動をより深く把握することができるよ。ユーザーがどのようにコンテンツを利用しているかを把握し、改善点を見つけやすくなるんだよ。
2. ユーザー行動の高度な分析と予測が可能に
ウェブサイトとアプリをまたぐユーザーの行動を横断的に分析できるだけでなく、新たに導入された「予測指標」により、機械学習を活用してユーザーの今後の行動を予測することができる。
この機能により、ユーザーの購入や離脱の可能性、将来の収益を予測し、最適な施策を提案してくれるよ。
よりスムーズで効果的な施策改善が行え、ビジネスの成長を加速させることができるんだよ。また、ユーザーデータの保持期間が短縮され、Cookieレス時代に適応したプライバシー重視のデータ収集も可能。
3. プライバシー保護とデータ収集の両立
GA4では、GDPR(EU一般データ保護規則)やCCPA(カリフォルニア州消費者プライバシー法)に完全準拠したデータ収集が可能となってるよ。プライバシーを最優先に考えたデータ収集が実現。
また、収集したデータはBigQueryにエクスポートすることができ、さらに詳細な分析が可能になってるよ。GA4はこれらの規制に対応した設計となっており、今後のデータ規制の変化にも柔軟に対応できるようになっているよ。
さらに、コンバージョンを含むユーザーデータの保持期間は最大14ヵ月に制限されていて、これにより個人情報の管理が徹底されているよ。
イベントとコンバージョン(キーイベント)のちがい
GA4のコンバージョンはキーイベントに名前が変わったよ。(2024年3月27日)
イベントとは何か?GA4におけるユーザー行動の追跡方法
GA4のウェブ分析における「イベント」とは、ユーザーがウェブサイト内で起こした行動のこと。
具体的には、pdf資料のダウンロード、動画の再生、外部サイトへのリンクのクリックなどがイベントとして挙げられるよ。
ユーザーのアクションとは、たとえば、
「○○のページにたどり着いた」
「購入した」
「ボタンをクリックした」
といったサイトやアプリ内での行動のことだよ。
GA4では、これらのアクションを「イベント」という指標とし、データを計測するよ。
イベントを使用して、ユーザーによるページの読み込み、リンクのクリック、購入の完了や、システムの動作(アプリのクラッシュ、インプレッションの発生など)を測定
イベントの定義
WEBサイトやアプリにアクセスしたユーザーの行動を計測したものだよ。
イベントの基本概念
新規ユーザーやセッションがすべてイベントとして計測されるよ。
ユーザーが最初にサイトを訪問した時、「first_visit」というイベントが計測され各セッションの初めに「session_start」というイベントが計測されるよ。
イベントは、「イベント名」と「パラメータ」から構成されているよ。
イベント名は、どのようなイベントか表すを名前のこと。
イベントごとに追加できる詳しい情報がパラメータだよ。
GA4では1イベントあたり25個までのイベントパラメータを追加できるよ。(有償版では100個)
グーグル アナリティクス 4(GA4)は、4種類のイベントがあるよ。
1.自動収集イベント:GA4の測定IDを設定するだけで自動的に計測を開始できるイベント
2.推奨イベント:Googleが業種や用途に合わせてすすめているイベント
3.カスタムイベント:任意のパラメーターや演算子、値などを組み合わせて自由に設定できるイベントのこと
4.拡張計測機能イベント:GA4の管理画面上で測定機能を「有効」にするだけで計測が開始できるイベントのこと
1.自動収集イベントは、GA4の測定IDを設定すれば自動的に計測されるものだよ。
①ad_click(広告のクリック)
②ad_impression(広告の表示)
③in_app_purchase(アプリ内購入)
④first_open(アプリのインストール後の起動)
⑤app_store_subscription_renew(アプリの有料サブスクリプションの更新))
⑥app_store_subscription_convert(アプリの有料サブスクリプションの購入)
⑦session_start(アプリまたはウェブの利用開始)
⑧app_update(アプリのアップデート後の再起動)
2.推奨イベントは、グーグルが利用者の用途に合わせてお勧めしてるイベント。各種パラメータを手動で設定できるよ。
全てのプロパティ向け
①login(ログイン)
②search(検索)
③purchase(購入手続きの完了)
④select_content(コンテンツの選択)
⑤share(コンテンツの共有)
⑥sign_up(アカウントの登録)
オンライン販売向け
①add_payment_info(支払い情報の送信)
②add_shipping_info(配送情報の送信)
③add_to_cart(ショッピングカートへの商品追加)
④add_to_wishlist(あとで買うリストへの商品追加)
⑤begin_checkout(購入手続きの開始)
⑥purchase(購入手続きの完了)
⑦remove_from_cart(ショッピングカートの商品削除)
⑧select_item(商品やサービスの選択)
⑨select_promotion(プロモーションの選択)
⑩view_cart(ショッピングカートの表示)
⑪view_item(商品の閲覧)
⑫view_item_list(商品やサービス一覧の表示)
⑬view_promotion(プロモーションの表示)
ゲーム向け
①join_group(グループへの参加)
②level_end(レベルの完了)
③level_start(新しいレベルの開始)
④level_up(レベルアップ)
⑤post_score(スコアの投稿)
⑥select_content(コンテンツの選択)
⑦tutorial_begin(チュートリアルの開始)
⑧tutorial_complete(チュートリアルの完了)
⑨unlock_achievement(実績の達成)
3.カスタムイベント
自動的には収集されないものを自由に設定できるイベント。
ウェブサイトやアプリで発生するビジネス固有のユーザー インタラクションについて、分析に必要な情報を収集。
ウェブデータ ストリーム(ウェブサイト)用に作成できるカスタム イベントの数に制限はないよ。でも、1 日にデータを収集できる異なるイベントの数は、モバイルアプリ ユーザー 1 人あたり最大 500 個となっているよ。
4.拡張計測機能イベントはGA4の管理画面上で測定機能を「有効」にするだけで計測が開始できるイベントだよ。
◎event_name(イベント名)
◎affiliation(個別のアフィリエイトの名前またはコード)
◎content_id(コンテンツのID)
◎content_type(コンテンツの種類)
◎coupon(クーポンの名前またはコード)
◎creative_slot(プロモーション用のクリエイティブスロットの名前)
◎currency(通貨)
◎discount(割引)
◎group_id(グループのID)
◎index(リスト内のインデックスまたは位置)
◎item_brand(アイテムのブランド)
◎item_category(アイテムのカテゴリー)
◎item_id(アイテムのID)
◎item_list_id(アイテムが表示されたリストのID)
◎item_list_name(アイテムが表示されたリストの名前)
◎item_name(アイテムの名前)
◎item_variant(アイテムのバリエーションやオプションなど)
◎items(アイテム)
◎language(言語)
◎location_id(アイテムに関連付けられた場所:GoogleプレイスIDの使用を推奨)
◎method(ログインやコンテンツの共有に用いる方法:Google、SNSなど)
◎page_location(ページのURL)
◎page_referrer(前のページのURL)
◎page_title(ページタイトル)
◎payment_type(支払い方法)
◎price(指定した通貨でのアイテムの価格)
◎promotion_id(プロモーションのID)
◎promotion_name(プロモーションの名前)
◎score(ゲームなどでユーザーが投稿するスコア)
◎search_term(検索されたキーワード)
◎shipping(取引に関連する送料)
◎shipping_tier(配送方法で選択された送料区分)
◎success(ゲームなどでレベルを完了した場合「true」に設定)
◎tax(取引に関連する税金)
◎transaction_id(取引の識別ID)
◎value(金銭的価値)
◎virtual_currency_name(仮想通貨の名前)
あらゆる種類のイベントに関するパラメーターがあるので、測定してビジネスに役立てよう。
GA4でのイベントの設定方法
コンバージョン(キーイベント)の定義と重要性:ビジネス目標を達成するために
「コンバージョン」とは、Webサイト運営において最も基礎的で重要な指標。
この理解が曖昧にせず、着目することで成果につながるアクセス解析ができるよ。
成果につながるアクセス解析ができるようになろう。
英語では「Conversion(転換)」だよ。
「それまで投入したコストが成果に転換する」という意味だよ。CVと略されてつかわれているよ。
コンバージョンの基本概念
アナリティクスのキーイベントから作成されたコンバージョンは、Google広告のレポートと入札の対象となり、アナリティクスの広告レポートにも表示される。
Googleアナリティクスでは、コンバージョンは大きく分けて2種類に分類されるよ。
◎マクロコンバージョン:主要なビジネス目標に直結する重要なアクション。例として、商品の購入、サービスの申し込み、契約の完了などがあります。 ◎マイクロコンバージョン:主なビジネス目標をサポートする補助的なアクション。例として、メールニュースレターの登録、無料資料のダウンロード、サイト内のページビューなどがあるよ。
ウェブサイトで達成したい具体的なアクションを「目標」として設定します。目標の種類は次の4つです:
- 目的地:特定のページの表示(例:サンキューページ)
- 滞在時間:ウェブサイトでの滞在時間(例:5分以上)
- ページ/セッション:セッション中に閲覧されたページ数(例:3ページ以上)
- イベント:特定のユーザーアクション(例:動画再生、リンククリック)
標準のeコマーストラッキングに加えて、商品閲覧、カート追加、プロモーションのクリックなど、より詳細なユーザー行動を追跡する機能です。
コンバージョンデータは、ビジネスの成功を測るための重要な指標です。以下の理由から大切です。
どのマーケティングキャンペーンが効果的なのかを評価し、予算の最適配分に役立てることができます。
ユーザーがどのような経路をたどってコンバージョンに至ったのかを分析することで、サイトやアプリのユーザー体験を向上させるためのインサイトを得ることができます。
コンバージョン率を向上させることで、マーケティング活動の投資対効果(ROI)を改善し、ビジネスの利益を最大化することができます。
コンバージョンデータを基に、サイトやアプリの改善点を特定し、戦略を最適化することで、より効果的なビジネス運営が可能となります。
ビジネスにおけるコンバージョンの役割
- KPIとしてのコンバージョン
- コンバージョン率の最適化
イベントとコンバージョン(キーイベント)のちがい
GA4でのコンバージョン設定手順
GA4を導入しただけでは、コンバージョン計測は開始されないよ。
解析に必要なデータを溜めるために、GA4を導入したら、できるだけ早くコンバージョン設定をしよう。
これまでのUAでは、1回の訪問で複数回コンバージョンしても、コンバージョン数は「1」としかカウントされませんでしたが、GA4では、コンバージョン数はコンバージョン達成が発生するたびにカウントされるのが大きなちがいだよ。
GA4でコンバージョン設定するには、「イベント」一覧ページの右側にある、「コンバージョンとしてマークを付ける」のトグルをONにすることだよ。
イベントデータとコンバージョンデータを活用して成功するビジネス戦略を構築しよう
◎トヨタは低いコンバージョン単価で新たな見込み顧客を獲得
結果は既存の検索キャンペーンと比べて、コンバージョン数が 70% 増加し、また検索専用キャンペーンと比べて、コンバージョン単価が 94% 低下
◎OneBlinc: P-MAX キャンペーンでコンバージョンを促進
結果はアカウントに P-MAX キャンペーンを追加すると、コンバージョン数が 30% 増加検索専用キャンペーンと比べて、コンバージョン単価が 45% 低下
ところでGA4でLTVを測れるって聞いたけどよくわからないんだけど
そうだね。LTVを分析したり予測したりできて起業家の人にはとっても役に立っていくことだよ。LTVの事を説明するね。
LTVとは
LTVは、(Life Time Value)の略です。顧客生涯価値という意味だよ。
LTVとは、1人あるいは1社の顧客が、特定の企業と取引を開始して終了するまでの期間で、どれだけの利益をもたらすかを測る指標で大事な点だね。
LTVは顧客がある企業と取引を始めてから、取引を終了までの期間を「顧客ライフサイクル」と呼びます。
LTVはLTVはリピートの指標となるため、LTVの向上を広告投資判断の指標にして、リピート率を高めることにつなげることができるよ。
LTVを正確に把握して施策全体の最適化を行うことで売り上げを上げることに繋がることが多いよ。
LTVが高いってどういうこと?
LTVが高いということは、顧客が長期的に、その企業の製品を継続して使い続けているということです。
顧客との関係が良好で、サービスや商品を使い続けているということですね。
継続してくれている顧客を維持していく労力とは比べ物にならない程新しい顧客にアプローチすることは、多くの労力や工夫や購買後のフォローが必要だね。
既存の顧客の維持も大切です。
顧客に寄り添うサービスや商品の工夫や向上や発展が求められるよね。
LTV(ライフタイムバリュー)の計算方法
LTV = 顧客の平均購入単価 ÷ チャーンレート
LTV = 顧客の平均購入単価 × 平均購入回数
LTV =(売上高 - 売上原価)÷ 購入者数
LTV = 顧客の年間取引額 × 収益率 × 顧客の継続年数
LTV = 利益×取引期間(ライフタイム)×割引率(現在価値係数)
LTV = 平均購買単価 × 購買頻度 × 継続購買期間
LTVを高めるには
LTV(顧客生涯価値)を高めるためには、いくつかの重要な戦略があります。
まず、客単価を上げるには、商品の質を向上させたり、アップセルやクロスセルを活用して顧客に追加の価値を提供することが効果的です。
次に、購入頻度を増やすためには、フォローアップや継続的なコミュニケーションを行い、顧客との関係を強化することが重要です。
また、サブスクリプションモデルの導入は、長期的な収益を確保し、LTVを向上させる有効な方法です。
さらに、MA(マーケティングオートメーション)やCRMツールを活用することで、顧客データに基づくパーソナライズされたアプローチが可能となり、顧客満足度を高めることができます。
最後に、LTVを最大化するためには、長期的な視点で施策を継続し、顧客満足度と信頼を築くことが不可欠です。
まとめ
GA4では「イベント」がユーザーの行動を示し、例えばページのスクロールやリンクのクリックがこれに該当するよ。
「コンバージョン」(またはキーイベント)は、ビジネスにとって特に重要なアクションを指し、これを正しく設定することで、効果的なSEO施策を立てることができるよ。
GA4でイベントとコンバージョンを設定し、ユーザーの行動データを収集・分析することで、サイト改善のための具体的なインサイトが得ていこう。