【8つの事例で解説】UGCとは何か?売上を伸ばすマーケティング効果と具体的事例
最近ミーティングでUGCって言葉を聞いたんですけど、UGCって何のことっすか?缶コーヒーじゃないの?
確かに缶コーヒーはUCCっていうメーカーも有名だね。UGCはマーケティングにとって大事な要素だから学んでいこう。
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UGCは「ユーザーが作ったコンテンツ」という意味で、一般の人がブログやSNSの投稿、写真や動画で旅行先で撮った写真や、自分で作った料理の動画、新しく買った商品に関するレビューやコメントをのせることです。
企業やお店、個人で事業を行っている方も、このUGCを使って商品やサービスを広めたり、お客様との関係を深めることができます。この記事でUGCについて詳しく解説していきます。
UGC(ユーザー生成コンテンツ)とはユーザーが作り出すコンテンツのこと
ねぇ、小泉さん。UGCって何のことか教えてくれる?
もちろん!UGCは「ユーザー・ジェネレイテッド・コンテンツ」のことだよ。簡単に言うと、インターネット上に一般のユーザーが自分で作って公開するコンテンツのことなんだ。
へぇ、それって企業が作るコンテンツとはどう違うの?
いい質問だね!企業が作るコンテンツは、プロのライターやマーケティングチームが計画的に作るものだけど、UGCはユーザーが自由に作るものだから、リアルで信頼性が高いんだよ。
具体的な例としては、旅行先で撮った写真をInstagramに投稿することや、買ったばかりの商品のレビューをブログに書くことなどが挙げられます。これらの投稿が他のユーザーにシェアされることで、より多くの人々に広まります。
このように、UGCは個人の意見や体験を広める力があり、企業にとってもユーザーにとっても大きなメリットがあります。
UGCがマーケティングで重要な3つの理由
1.信頼性が高い
UGCは、企業が作る広告と違って、一般の人が自分の体験をもとに作ったものです。そのため、他のユーザーから見て「本当のことを言っている」という信頼感があります。
友達が商品をおすすめしているのを見ると、買いたくなることがありますよね?それと同じです。
2.共感を得やすい
UGCは、普通の人の日常や感想をそのまま伝えるので、多くの人が共感しやすいです。たとえば、「このカフェのケーキがとても美味しかった!」という投稿を見たら、「私も食べてみたい!」と思うかもしれません。
共感が広がることで、その商品やサービスに興味を持つ人が増えます。
3.コストがかからない
企業が広告を作るにはお金がかかりますが、UGCはユーザーが自分で作るので、企業はそれを活用するだけで済みます。これにより、広告費を節約しつつ効果的なマーケティングができます。
このように、UGCは信頼性が高く、共感を得やすく、コストもかからないため、マーケティングで非常に重要な役割を果たします。
UGCを活用した事例8選
例えば、どんなものがUGCに当たるの?
例えばね、ブログの記事や商品レビュー、ソーシャルメディアの投稿、YouTubeの動画なんかがそうだよ。まるお君が旅行先で撮った写真をInstagramに投稿するのもUGCの一つなんだ。
1.スターバックスのカスタムドリンクコンテスト
スターバックスは、お客様が自分でカスタマイズしたドリンクのレシピをSNSで投稿してもらうコンテストを開催しました。
お客様が自分のオリジナルドリンクを作り、その写真やレシピをハッシュタグを付けて投稿することで、他のお客様にも新しいアイデアが広まりました。このコンテストを通じて、スターバックスは多くのUGCを集め、SNSでの話題性を高めることができました。
2.GoProのアクション映像コンテスト
GoProは、自社のカメラを使って撮影されたアクション映像を募集するコンテストを定期的に開催しています。ユーザーは、自分の冒険やスポーツの映像をSNSで共有し、優れた作品には賞品が贈られます。
このコンテストを通じて、GoProは多くの魅力的なUGCを集め、カメラの性能や使い方をアピールすることができています。
https://gopro.com/ja/jp/awards
3.バーガーキングの「Whopper Detour」キャンペーン
バーガーキングは、モバイルアプリを使って行った「Whopper Detour」キャンペーンで、UGCを活用しました。
このキャンペーンでは、お客様が競合店の近くでバーガーキングのアプリを使って注文すると、ワッパーバーガーが1セントで購入できるというものです。多くのお客様がこのユニークな体験をSNSでシェアし、大きな話題となりました。
4.ユニクロの「UNIQLOOKS」キャンペーン
ユニクロは、「UNIQLOOKS」というキャンペーンで、ユーザーがユニクロの服を使ったコーディネート写真を投稿するよう促しました。
ユーザーは、自分のスタイルをSNSでシェアし、他のユーザーとファッションのアイデアを交換しました。このキャンペーンにより、ユニクロは多くのUGCを集め、ブランドの魅力を広めることができました。
5.LEGOのアイデア募集プラットフォーム
LEGOは、お客様から新しいセットのアイデアを募集するプラットフォーム「LEGO Ideas」を運営しています。ユーザーは自分で考えたLEGOセットのデザインを投稿し、他のユーザーからの支持を集めます。
一定の支持を集めたアイデアは、実際の商品として発売されることがあります。これにより、LEGOはユーザーの創造力を活かし、魅力的な新商品を開発することができています。
6.チロルチョコ
チロルチョコは、ユーザーがチロルチョコを使ったアレンジレシピをSNSでシェアすることを奨励しています。#チロルアレンジや#チロルレシピなどのハッシュタグを使って投稿することで、公式サイトやSNSで紹介されることがあります。
ユーザーが自分だけのオリジナルレシピを考える楽しみを提供し、商品の多様な使い方を広めています。これにより、チロルチョコの新たな魅力が発見され、リピーターを増やす効果があります。
7.クレヨンしんちゃん防災カレー
「クレヨンしんちゃん防災カレー」は、防災意識を高めるために販売されているカレーのレトルトパックです。ユーザーがこのカレーを使用した防災訓練や非常食としての使用例をSNSに投稿することを奨励しています。
ユーザー投稿を通じて、防災の重要性や商品の具体的な利用方法を広めることができています。また、実際に使っているシーンを共有することで、他の消費者にもリアルな使用感を伝え、商品の信頼性を高めています。
8.「へそまん」お土産スイーツ
地方のお土産スイーツ「へそまん」は、ユーザーが観光地で購入した「へそまん」を撮影し、感想をSNSでシェアすることを推奨しています。#へそまん旅や#へそまんタイムなどのハッシュタグを使って投稿することで、公式アカウントに取り上げられることがあります。
観光客の体験を共有することで、「へそまん」の存在を広く知ってもらうことができ、地方の観光促進にもつながっています。また、ユーザー同士の交流も促進し、リピーターを増やす効果があります。
個人起業家でもできるUGCの仕方
ここでは、個人起業家でも簡単にできるUGCの仕方を紹介します。
お客様の声を集める
まず、お客様の声を集めましょう。あなたの商品やサービスを使ったお客様に、感想やレビューを書いてもらいます。
例えば、購入後に「この商品を使ってどうだったか教えてください」とメールでお願いすると良いです。お客様の声をウェブサイトやSNSに掲載することで、新しいお客様にも安心してもらえます。
コンテストやキャンペーンを開催する
次に、コンテストやキャンペーンを開催しましょう。
例えば、「あなたの一番好きな商品を使った写真を投稿してください」といったコンテストをSNSで行います。参加者には、抽選でプレゼントを用意すると、たくさんの投稿が集まります。この方法で、多くの人に商品を知ってもらうことができます。
ハッシュタグを作って使う
ハッシュタグを作って使うことも効果的です。
例えば、「#あなたのブランド名」や「#商品名レビュー」といったハッシュタグを設定します。お客様にそのハッシュタグを使ってSNSに投稿してもらうようにお願いすると、投稿が集まりやすくなります。ハッシュタグを使うことで、同じ興味を持つ人たちに投稿が広がります。
お客様の投稿を紹介する
お客様が投稿してくれた写真やレビューを、自分のSNSやウェブサイトで紹介しましょう。「このお客様はこんな風に使ってくれました」といった形でシェアします。お客様が自分の投稿を紹介されると喜んでくれますし、他の人も投稿したくなります。
アンケートを実施する
アンケートを実施して、お客様に商品やサービスについての意見を集めるのも良い方法です。アンケートの結果をもとに、お客様の声をSNSやウェブサイトでシェアすると、他のお客様にも参考になります。
インフルエンサーとのコラボレーション
インフルエンサーとコラボレーションするのも効果的です。あなたの商品をインフルエンサーに使ってもらい、その感想をSNSでシェアしてもらいます。インフルエンサーのフォロワーが商品に興味を持ち、UGCが増える可能性があります。
ユーザーが作ったコンテンツを商品ページに表示する
ユーザーが投稿してくれた写真やレビューを、商品ページに表示するのも一つの方法です。これによって、新しいお客様が商品のリアルな使用感を知ることができ、購入の参考にしてもらえます。
ストーリーテリングのコンテストを開催する
商品やサービスに関する体験談を募集するストーリーテリングのコンテストを開催します。例えば、「この商品があなたの生活をどう変えたか教えてください」といったテーマで募集し、優秀な投稿を紹介します。
以上が、個人起業家でもできるUGCの仕方です。お客様の声を集めたり、コンテストやキャンペーンを開催したり、ハッシュタグを作ったり、お客様の投稿を紹介したりすることで、UGCを活用してビジネスを広めることができます。ぜひ、これらの方法を試してみてくださいね。
UGCが発生しやすい商材とそうでない商材
UGCが発生しやすい商材 | ファッションアイテム 食べ物や飲み物 ガジェットや家電製品 など |
UGCが発生しにくい商材 | 日常的な消耗品 サービス業 工業製品 など |
UGCが発生しやすい商材
1. ファッションアイテム
おしゃれな服やアクセサリーなどは、ユーザーが自分のコーディネートをSNSに投稿することが多いです。例えば、新しい洋服を買ったときに、その服を着て写真を撮って投稿する人がたくさんいます。
2. 食べ物や飲み物
美味しそうな料理や新しい飲み物もUGCが発生しやすいです。レストランで食べた料理の写真をSNSにアップする人は多いですし、自宅で作った料理の写真も人気があります。
3. ガジェットや家電製品
新しいスマートフォンや便利な家電製品なども、使ってみた感想を投稿する人が多いです。例えば、新しいスマートフォンを買ったときに、その機能やデザインを紹介する動画を作る人がいます。
UGCが発生しにくい商材
1. 日常的な消耗品 例: 歯磨き粉や洗剤
コンテストを開催する: ユーザーが歯磨き粉や洗剤を使ったクリエイティブな使い方や写真をSNSに投稿するコンテストを開催します。
例えば、「最もきれいなキッチンコンテスト」や「笑顔の写真コンテスト」を企画することで、ユーザーの投稿を促進します。
体験のシェア: ユーザーが商品を使った後の感想や効果をシェアするキャンペーンを行います。
例えば、「この歯磨き粉で歯が白くなった体験をシェアして!」という形で投稿を促すことができます。
2. サービス業 例: 美容院や病院
ビフォーアフターの写真: 美容院なら、ヘアスタイルのビフォーアフターの写真を撮影してもらい、それをSNSに投稿してもらうキャンペーンを実施します。
特別な割引やサービスを提供することで、ユーザーの投稿を促進します。
体験談の募集: 病院なら、治療を受けた患者さんの体験談や治療前後の感想を募集します。これをSNSでシェアしてもらうことで、他の患者さんにも参考になる情報を提供します。
3. 工業製品 例: 大型の機械や工場用の設備
使用事例の紹介: 工業製品を使っている企業や工場の事例を紹介するキャンペーンを実施します。例えば、「この機械を使ってこんなに生産性が上がりました!」という具体的な効果をシェアしてもらいます。
デモンストレーション動画: 工場での実際の使用風景を撮影し、その動画をSNSに投稿してもらいます。製品の利便性や効率性を視覚的に伝えることで、他の企業にも参考になります。
このように、一見UGCが発生しずらい商材でも、アイディア次第で、いくらでもUGCマーケティングを活用することができます。
UGC利用時の注意点
著作権を確認する
まず最初に、UGCを使う前に、そのコンテンツが他の人の著作権を侵害していないか確認しましょう。
例えば、ユーザーが投稿した写真や動画に他人の作品が含まれている場合、それを勝手に使うと問題になります。必ず許可を得るか、自分で作ったものだけを使うようにしましょう。
プライバシーに配慮する
次に、UGCを使う際には、プライバシーにも気をつけなければなりません。
例えば、投稿された写真や動画に個人情報や他人の顔が写っている場合、それを無断で公開するとトラブルになることがあります。プライバシーを守るために、事前に確認を取ることが大切です。
適切なコンテンツを選ぶ
また、UGCを使うときには、そのコンテンツが適切であるかどうかをよく考えましょう。
例えば、不適切な言葉や内容が含まれている場合、それをそのまま使うと企業やブランドのイメージが悪くなることがあります。適切なコンテンツを選んで使うようにしましょう。
フィードバックに対応する
最後に、UGCを使うことで、ユーザーからのフィードバックやコメントが増えることがあります。これに対して、しっかりと対応することも重要です。ユーザーの意見を尊重し、迅速に対応することで、信頼を築くことができます。
UGCのSEO効果について
UGC(ユーザー生成コンテンツ)がSEOにどんな効果があるか知っていますか?ここでは、UGCがどのようにしてウェブサイトのSEOを良くするのかについてお話しします。
コンテンツが増える
まず、UGCを利用することで、サイトのコンテンツが増えます。例えば、ユーザーがレビューやコメントを投稿すると、その内容が新しいページや記事として追加されます。
コンテンツが増えると、検索エンジンがサイトを評価するポイントが増えるので、検索結果で上位に表示されやすくなります。
キーワードが自然に含まれる
次に、UGCには自然な形でキーワードが含まれます。ユーザーが書いたレビューやコメントには、その商品やサービスに関するキーワードがたくさん含まれることが多いです。
これによって、検索エンジンがサイトをより関連性の高いものと認識し、SEO効果が上がります。
新しいコンテンツが定期的に追加される
UGCを活用すると、新しいコンテンツが定期的に追加されます。例えば、ユーザーが毎日コメントやレビューを投稿してくれると、サイトが常に新しい情報で更新されることになります。
検索エンジンは、新しい情報を好むので、SEO効果が高まります。
ユーザーのエンゲージメントが高まる
UGCを使うと、ユーザーのエンゲージメント(関わり)が高まります。ユーザーがコメントやレビューを書いたり、他のユーザーとやり取りしたりすることで、サイトの訪問者が増えます。
多くの訪問者がいるサイトは、検索エンジンから高く評価されるので、SEO効果がアップします。
以上が、UGCがSEOに与える効果についての説明です。UGCをうまく活用することで、サイトのコンテンツが増え、キーワードが自然に含まれ、新しい情報が定期的に追加され、ユーザーのエンゲージメントが高まります。
これらの効果によって、サイトのSEOが改善され、検索結果で上位に表示されるようになります。UGCを活用してSEOを強化してみてくださいね。
UGCはマーケティング成功の鍵
UGCマーケティングを成功させるためには、お客様との信頼関係を築くことが第一歩です。誠実な対応を心掛け、明確な指示を出すことで、お客様が安心して投稿できる環境を整えましょう。
さらに、コンテストやプレゼントなどで動機付けを行い、投稿されたUGCは必ずシェアして感謝の気持ちを伝えることが大切です。
また、UGCマーケティングは一度きりではなく、継続的な取り組みが重要です。定期的なキャンペーンや新しいハッシュタグの設定を通じて、常に新しいコンテンツを集め続けることが成功の鍵です。
これらのポイントを実践することで、UGCマーケティングは成功し、ビジネスをさらに広げることができます。みなさんもぜひ、UGCマーケティングに挑戦してみてくださいね!