YouTubeショートで使用される音楽に著作権はある?注意点や違反した場合についても解説!
YouTubeショートで使用されている音楽って人気な楽曲がたくさん使用されているけど、著作権違反にならないのかな?
こんな悩みを抱えたことない?
・YouTubeショートってそもそもなに?
・音楽だったらなんでも使用してもいいの?
・著作権って何?
著作権違法になると裁判になるかも!?とか、収益化ができない?とかわからないことだらけだよね
近年、人気YouTuberやインフルエンサーがショート動画をたくさん投稿しているのが特徴的だよね。
そのYouTubeショートに使われている音楽はどこから引用しているのかわかるかな?
そして、今回の記事一番のポイントである「著作権」の侵害にはならないのか。
これらの点について、この記事では1つずつ解決していくよ。
まず、YouTubeショートに使用していい音楽に決まりはないんだけど、大前提として著作権侵害にならない音楽を使用することが絶対。
それを踏まえて、YouTubeショートに使う音楽はどうやって使用したらいいのか、どこから引用すればいいのかまで解説するから参考にしてみね!
- YouTubeショートとは
- YouTubeショートで使用する音楽の著作権について
- どんな音楽を使用したらいいのか
YouTubeショートとは?
まず、YouTubeショートとはどんな機能なのか解説するね。
動画視聴サービスのYouTubeが、2020年9月から「YouTubeショート」という機能が追加されたんだ。
これまで一般的に視聴してきた従来のYouTube動画と違いは、名前の通り「60秒以内のショート動画」であるということ。
そして、スマホで視聴することを大前提とした縦型での視聴スタイルを導入しているから、視聴者は違和感なく動画を楽しめるんだ。
視聴者だけでなく、動画投稿者も編集から投稿まで全てスマホで完結するから、スマホさえ持っていれば誰でも手軽に投稿できるのもYouTubeショートの特徴だよ。
従来のYouTube動画とYouTubeショート動画の違いを下記の表にまとめたよ。
YouTube動画 | YouTubeショート動画 | |
---|---|---|
視聴方法 | 興味のある動画をクリック 検索して動画をクリック | 画面を上下にスクロール |
動画時間 | 12時間まで | 60秒まで |
画面表示 | 横型動画がメイン | 縦型動画がメイン スマホでフルスクリーン表示 |
作成方法 | 撮影・編集・投稿を携帯やPC・ツールを使い分ける | 撮影・編集・投稿の全てをスマホのYouTubeアプリで完結する。 |
60秒以内のショート動画
YouTubeショートの1番の特徴は、その名の通り「60秒以内のショート動画」であること。
視聴するには、スマホアプリの「ショート」というタブをクリックすると表示されるよ。
また、チャンネル登録しているYouTuberがショート動画を投稿すると登録チャンネルのタブにも表示されるんだ。
従来のYouTube動画と違って、短い時間で視聴者を満足させる動画がたくさんあるから、視聴維持率が高い傾向にある。
また、縦型表示に特化しているからスマホで閲覧する上で上下にスクロールするだけで済むから、視聴者からすると便利な機能だよね。
従来のYouTube動画は、最長12時間まで投稿できるから撮影や編集など投稿者への負担が相当大きかったんだ。
一方で、YouTubeショート動画は60秒以内の動画ということもあって、投稿者の撮影、編集、投稿の負担も大幅に減るね。
ちなみに、各プラットフォームに投稿できる動画時間は以下になるよ。
- YouTube:最大60秒
- Instagramリール:最大90秒
- TikTok:最大3分
上記の中でも、YouTubeのショート動画は最も短い視聴時間だということがわかるね。
撮影から編集・投稿までスマホで完結する
スマホアプリのYouTubeアプリだけで、撮影から編集・投稿を完結できるのも特徴だよ。
60秒以内ということもあって、YouTubeアプリをインストールしている人であれば誰でも手軽に動画を投稿できるんだ。
投稿本数も年々増加傾向にあるYouTubeショートは、これからYouTube運営に力を入れる企業や個人はますます重要なコンテンツになるから注視しないとね。
YouTubeショートで使用する音楽に関する著作権について
YouTubeショートで使用する音楽の著作権について解説するよ。
結論から言うと、YouTubeショートに使用する音楽に著作権があるものもあればないものもある。
ただし、著作権があるからといって使用できないわけでもないから、この章では使用方法や使用する上での注意点についても触れていくね。
もし、著作権違反した場合どうなってしまうのかについても解説するから参考にしてね。
著作権とは
そもそも、著作権がなんのことなのかわからない人も多いんじゃないかな。
著作権とは、著作物を悪用されないよう保護するための権利のこと。
著作物は、音楽や小説、映画やドラマ、漫画や絵画などが対象でみんなの身近にあるものや親しみ深いものがたくさんあるんだ。
著作物に著作権が付与されるタイミングっていつなの?
著作物を創造したタイミングと同時に著作権は発生するよ。
しかし、なんでもかんでも著作権の対象になるわけじゃないんだ。
下記のようなものには著作物として認められていないから著作権の効力はない。
- データや、思想・感情を表現したものでないもの
- 他人が作った創造物を、明らかに真似したとされるもの
- すでにこの世にありふれているもの
- 工業製品
著作物になるものとならないものがあるから、物を取り扱うときは著作権に注意しよう。
著作権違反したらどうなる
もし、YouTubeショートに使用する音楽(著作物)を扱う時に、著作権違反となってしまったらどうなってしまうのか。
結論から言うと、著作権を侵害した場合YouTubeから「著作権侵害の警告」が送られてくるんだ。
「著作権の警告」が送られてくるときは、著作物の所有者が通告し法的に削除申請をした時に送られてくるよ。
ちなみに、YouTubeのガイドラインには以下のようなルールが記載されているよ。
“クリエイターは、自分が制作した動画、または使用を許可された動画のみをアップロードするべきです。つまり、自分が作ったのではない動画をアップロードしたり、音楽トラックや著作権のある番組の断片、他のユーザーが作った動画など、他人が著作権を持っているコンテンツを必要な許可なく動画に使用してはならないということです。”
引用元:YouTube公式サイト
もし、著作権侵害の警告が届いたらどうなるの?
YouTubeから著作権侵害の警告が届いたら、著作権法に則り動画が削除されてしまうんだ。
初めて警告を受けた場合には事前警告として扱われ、「コピーライトスクール」と言うものを受講しなければいけないよ。
コピーライトスクールで受講する内容は、
- 著作権の知識
- YouTubeでの著作権がどのように保護されているか
などについて学ぶんだ。
著作権侵害の警告を何度も何度も受けてしまうと、YouTubeの収益化に直接つながってしまうから最善の注意が必要だよ。
もし、著作権侵害の警告を3回受けてしまうと、
- 警告を受けたアカウントと関連している全チャンネルの停止
- 警告を受けたアカウントにアップロードされている全動画の削除
- 新たなチャンネルの作成ができない
上記のようなペナルティを受けることになってしまうんだ……
YouTubeショートで音楽を使用する際は、著作権の侵害にならないための最善の注意が必要だね。
音源をアレンジ編集して使用すると著作権侵害になる
好きな音楽の一部分だけを切り取ったりして、アレンジ編集した物を使用するのも完全にアウト。
例えば、「〇〇という曲のサビ部分を30秒間ループして使いたい!」と考え、元の音源をアレンジ編集してオリジナルの音楽を作るのは著作権違反になるんだ。
元の音源とは違う形で使用しているから著作権違反にはならないんじゃない?
アップロードされている元の音源と違う形で使用したとしても、著作物を勝手にアレンジして使用すること自体がダメなんだ。
それらを無視して、勝手にアレンジ編集した物を使用しているのを訴えられたら多額の賠償金を求められる可能性も……
レコード会社もアーティストも「ルールや規約を守っているのなら自由に使っても構わない」というスタンスだということを忘れないように注意しよう。
続いて、「どんな音楽を使ったらいいの?」を解説していくよ