ブログ記事を書く上でキーワード選定をするときに「どうやって選ぶの?」「これで大丈夫かな?」と、迷っていませんか?
キーワード選定には基本となるコツがあります。SEOを考えて検索上位を目指すためのキーワードの判断方法を解説します。
キーワード選定が学べる小冊子をプレゼントしています!以下からダウンロードしてくださいね
\集まる集客カレッジ限定の動画で詳しく学べます/
1.基本中の基本!検索ボリューム
キーワード選定の基本中の基本といえば検索ボリューム!検索ボリュームは「あるキーワードに対する検索回数」のこと。
キーワード選定では、検索ボリュームが高いキーワードを選ぶことを普通は優先するけれど、必ず検索ボリュームが高いキーワードが「良いキーワード」とは限らないのです。
たとえば、「旅行」や「食べ物」といった言葉はたくさんの人が検索するから、競争が激しい。
だけど、もっと具体的でピンポイントな言葉を使うと、あまり競争がなくて、自分たちのサイトが上位に表示されやすくなるんだ。
だから「フランスで美味しいお店」という言葉を選ぶと、そこに興味がある人だけが探しにきてくれて、自分たちのサイトを見てくれるし、自分が売っているものをすぐに買ってくれるかもしれません。
コンバージョン率とは?
コンバージョン率って知ってる?Webサイトに来た人が何かしらの行動をとった割合を表す指標!
行動っていうのは例えば、商品を買ったり、お問い合わせフォームを送信したり、メルマガに登録したりすること!
そしてその割合は高いほうがいいんです。
たくさんの人に来てもらって、たくさんの人が行動をとってくれると、グーグルもこのサイトは良いサイト、と評価をあげてくれますし、売り上げも上がりますよね。
逆に少ないと、訪問者さんが欲しい情報や商品が見つけられなかったり、わかりにくかったりするからかもしれない。だから、改善しないといけないのです。
コンバージョン率が高いってことは、お客様が何か「行動したくなる」サイトにできているってことだね。
キーワードリサーチツールを使おう
キーワードは、ネットで検索する時に使う言葉のこと。でも、その言葉を選ぶときには、アクセス数の目安を考えなければいけません。
アクセス数っていうのは、そのページにアクセスした人の数のことだよ。
だから、検索ボリュームっていうのは、その言葉で検索される人の数の目安なんだ。
じゃあ、たくさんの人に検索されてるほど良いってことっすか?
検索ボリュームが多すぎると、たくさんの人が同じ言葉で検索するから、競争が激しくなってSEO対策が難しくなることがあるんだ。
あんまり少なくても誰にも見てもらえないっすよね…
そんなときツールを使うと、キーワードの検索ボリュームや競争度合い、関連キーワードの提案などを調べることができます。
キーワードの検索ボリュームを調べる方法として、Googleのキーワードプランナーやラッコキーワードっていうツールがあります。
おすすめはウーバーサジェストです。
2.競合度を判断しよう
競合度っていうのは、ある言葉で検索する時に、その言葉で競争しているサイトの数や、強さによって、上位表示するのが難しいかどうかを表す指標。
競合が激しいと、たくさんのSEO対策をしなきゃいけなくなったり、時間や労力がかかることがあります。
逆に競合が少ないと、アクセス数が少なくなるかもしれないですが、上位表示はしやすくなります。
競合度を調べる方法は、同じような言葉で検索するか、キーワードリサーチツールを使う方法があります。
キーワードの種類は3つ!
キーワードの種類は3つに分けられるから、確認してみよう。
【ビッグキーワード】
1か月で1万回以上検索される言葉のこと。これで上位表示できると、たくさんの人がサイトに訪れてくれる。
数は少なく、ライバルは多い
例:「旅行」 「ダイエット」 「ファッション」
【ミドルキーワード】
ビッグキーワードとロングテールキーワードの中間に当たるキーワード
検索語句が2語以上の組み合わせのものが多く、上位表示するとそれなりの集客、売り上げが見込める。
例:「海外旅行 保険」 「ダイエットプラン」 「夏のファッション」
【ロングテールキーワード】
3語以上の言葉を組み合わせた検索キーワード
1か月の検索数は1,000回未満と少ないものの、ライバルが少なく上位表示しやすい。数が圧倒的に多い。
例:「海外旅行 保険 比較方法」「食べながら痩せるダイエットプラン」
「夏のファッション 40代コーデ」
キーワード選定でYMYLは難易度が高い!
キーワードを選びに関する言葉で「YMYL」というものを知っていますか?
YMYLは、Your Money or Your Life(あなたのお金や生活に関わるもの)の略語で、Googleが定めたウェブサイトの品質評価基準(検索品質評価ガイドライン)の1つ。
つまり、YMYLページとは、健康、医療、財務、法律、教育など、人々の生活に直接かかわる情報を提供するウェブサイトのこと。たとえば、医療情報を提供するサイトや、銀行や投資会社のウェブサイト、法律相談をするためのサイトなどがYMYLページに該当します。
大切な情報を提供するサイトは、正確で信頼できて、安全なところがいいって思ってるんだ。だから、健康やお金、学びに関する情報など、大事なことを書いているサイトには、品質が高い基準があるんです。
だから、YMYLの分野では、市町村や病院、大きな会社が運営しているサイトが上位に表示されることが多いんですよ。
信頼できる人が書いてる記事の方が安心できますからね。
だから、個人のブログが上位になるのは難しいのです。
けれど、たくさんの人が興味を持ってる分野でもあるから、単語を組み合わせたちょっとマイナーなキーワードを狙ってみるのがいいかもしれませんよ。
ビッグキーワードよりミドル、ロングキーワードを狙っていこう
3.キーワードと関連性がしっかりある内容か?
キーワード選定における関連性とは、ネットで情報を探すときに、検索したキーワードとWebページの内容がどの程度関係しているかを示す指標のことなんだ。
例えば、「ハワイ旅行」と検索したら、出てきたページが「ハワイ旅行におすすめのホテル」や「ハワイ旅行のお土産ランキング」といった、旅行に関する情報なら、関連性が高いと言えるよ。
けれど「大学の研究調査でハワイに行ってきた」というブログ記事だったら、関連性が低いと言えます。
検索エンジンは、ユーザーが欲しい情報に合ったWebページを上位に表示するように、関連性の高いページを選んでいるのです。
だから、キーワード選定をするときは、Webページの内容とキーワードがどの程度関係しているかを確認して、関連性の高いキーワードを選ぶことが大切です。
4.キーワードの検索意図を考えよう
検索意図とは、ユーザーが検索でキーワードを入力する際に「何を求めているか」を表す意図のことです。つまり、検索した人が何を求めているかを理解し、それに合わせたページを提供することがSEOの重要なポイントの1つ。
検索意図は、検索クエリ(検索ワード)の3つのタイプに分類されるから見ていきましょう。
1.情報検索型(Informational)
情報検索型とは、情報を探しているユーザーのこと。このタイプのユーザーは、あるトピックについて詳しく知りたい、ある問題について解決策を知りたい、ある商品やサービスの詳細を知りたいといった場合に検索しているユーザー。
情報を「知る」ことが目的のため、「Knowクエリ」とも呼ばれます。
例:「SEO対策 やること」「シャンプー 髪にやさしい」「資格 人気」
2.取引検索型(Transactional)
取引検索型とは、何かを購入する、何かを申し込む、何かを予約するなど、具体的な行動を起こすことを求めているユーザーのこと。
何かをしたい、その方法を知りたいという意図のため「Doクエリ」と呼ばれます。またその派生に、購買行動が直結すると「Buyクエリ」と呼ばれます。
例:「家事 代行サービス」「エアコン 修理」「引っ越し 見積り」
3.案内検索型(Navigational)
案内検索型とは、特定のウェブサイトやブランド名など、特定のページに到達することを求めているユーザーのこと。
また、特定のサイト(場所)にいくので「Goクエリ」とも呼ばれます。
例:「JR 時刻表」「ユニクロ」「美容室 近所」
ここはイメージできればとりあえずOK!
5.SEO難易度を判断する具体的なコツ
キーワード選びをする上で考える必要があるのがとにかく「そのキーワードで上位を狙えるか?」ということ!
SEO対策を考えたうえで検索上位になれそうか、難しそうか?ということをSEO難易度といいます。
このSEO難易度は、実際に検索した画面を見ながら判断し、キーワードを決めていくけど、その判断方法にはコツがあるんです。
①広告はライバルに含めない
②強調スニペットは検索0位
③1ページ目が大企業ばかりなら避ける
ひとつづつ解説していきます。
①広告はライバルに含めない
検索エンジンで何かを調べると、まず上にPPC広告やリスティング広告が出てきます。これらは、他の会社と競争して広告を出しているもので、あまり気にしなくていいですよ。
PPC広告は、人がクリックするたびにお金がかかる広告です。一方、リスティング広告は、検索結果ページに表示される広告で、クリックされたらお金がかかります。
つまり、リスティング広告もクリック数に応じてお金がかかる広告なので、PPC広告の一種と言えます。
②強調スニペットは検索0位
これらの広告の下に、さらに出てくるのが「強調スニペット」と呼ばれるもの。
スニペットとは断片という意味があります。ニュースや情報の分野ではsnippet of informationという形で使われて「情報の断片」という意味があり、さらにそれをまとめた「抜粋」という意味もあります。
つまり記事の内容が抜粋されて表示されているということ。
Google の検索結果ではこの強調スニペットが、通常の形式とちがってページへのリンクが表示される前に表示されることがあります。
検索語句に対する明確な答えを、信頼性の高いWebページから抽出してGoogle検索結果の上部に強調表示する仕組み(特別なボックス)のことです。
この強調スニペットは、SEO対策で上位表示することで採用されやすくなります。
もしこの強調スニペットに採用されたら、「検索1位」よりも上の通称「0位」に表示されるから、よりたくさんの人に見てもらえるんです。
だけど、SEO難易度を判断する際はこの強調スニペットになっているサイトは競合と考えず、その下に表示されるサイトから判断していきましょう。
③1ページ目が大企業ばかりなら避ける
1ページ目を眺めてみて「大企業ばかり!」となった場合は、そのキーワードでは検索上位を狙わない方がいいです。
キーワードを検索してみた際に確認したいのは、大企業ばかりか?それとも中小企業、個人もいるキーワードなのか?というところ!
1ページ目に中小企業の他に個人のサイトが出てくるなら、一般的には上位を狙える可能性が高いです。
通販サイトはどう考える?
検索してみると上位にあるのがAmazon、楽天、価格ドットコムのような大企業の通販サイトだった場合はどう考えたらいい?と悩むことがあります。
これはそれほど気にしなくて良いので、ほかの競合がどんなサイトなのかを見ていきましょう。
競合をみるときは2ページ目までは確認してみましょう!
まとめ
今回はキーワード選びとSEO難易度の判断方法について解説したよ。でも、たとえ競合が強くても、読者に役に立つ記事を書けば、いろんなキーワードで検索される可能性があります。それは、Googleが読者が求めている情報に合った記事を上位表示しようとするから。
けれどもむやみに、SEOを意識してキーワードを捩じ込んだような記事を書くと、読者にとってはよみづらく、満足度が下がって、評価がおちてしまうこともあると言われています。
キーワード選定と本文をキーワードに基づいて作成するのは大切ですが、読者がなにをもとめているのか、何を知りたいか、しっかり検索意図を考えた記事をつくっていきましょう。